昨今、若年層を中心に新しいゲームプラットフォームとして名が広がっているゲーミングPCですが、種類が色々あります。
まずゲーミングPCは「ゲーミングノートPC」と「ゲーミングデスクトップPC」の2つに分かれ、ゲーミングデスクトップPCになると(大きい順に)「フルタワー」「ミドルタワー」「ミニタワー」「スリムタワー」「コンパクトタワー」という種類があります。
この「○○タワー」というのは、モニターを抜きにした筐体のみの大きさによって名付けられます。大きくなるほどカスタマイズ性が高く排熱性能も高くなり、小さくなるほど省スペースで置き場所に困りません。
今回はその中でも省スペース性能を重視し、置き場所に困らないスリムタワーのゲーミングPCについて、オススメモデル5選をご紹介します!
スリムタワーのゲーミングPCっていいの?
スリムタワーは筐体がコンパクトで置き場所に困らないことが特徴です。その代わり、熱がこもりやすくパーツの組み換えといった拡張性に乏しいのがネックとされています。
しかし、昨今では単純に「ミドルタワーやミニタワーに劣る」とは言えないほど、スペックの向上が見られます。一昔前は存在していなかったM.2 SSDという薄型のSSDが登場したことなども、省スペース化を特徴とするスリムタワーの追い風となっています。
M.2 SSDは特徴として「データ転送速度の速さ」と「小型化」を誇っています。特にデータ転送速度に関して言えば「ゲーミングPCにはHDDよりSSDを」というのが推奨されるようになった上での改良版SSDなわけですから、ロード時間の短縮は目を引くほど発揮されます。
このように昨今の小型化&高性能化が叫ばれるパーツ改良の中で、スリムタワーは特徴である省スペース性を活かしつつ、スペックの向上を図ることが出来たのです!
スリムタワーゲーミングPCの販売があるのはドスパラのみ
スリムタワー型のゲーミングPCってなかなか販売してないんですよね。大手BTOメーカーだとドスパラくらいじゃないかな?
それだけ需要が少ないのかと思いがちですが、ドスパラでは根強い人気があり、スリムタワー型のゲーミングPCへも力を入れていますね。スリムタワー型の製品を「Sシリーズ」と括り、多数のモデルを販売しています。
今後ゲーミングPCの小型化が進み、他社もスリムタワー型のゲーミングPCを取り扱うとは思いますが、現在はドスパラぐらいなので、ドスパラの「Sシリーズ」から紹介します。全部紹介すると長くなるので、中でもおすすめ度の高い5つのモデルに絞りました!
GALLERIA SV
OS:Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU:インテル Core i7-9700F (3.00GHz-4.70GHz/8コア/8スレッド/内蔵グラフィックス非搭載)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER 8GB (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1)
メモリ:8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
ストレージ:SSD[512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s)]/HDD[2TB HDD]
このモデルはドスパラで販売されているスリムタワーゲーミングPCの中では、一番人気です!
値段がお買い得なポイントに加え、CPUもしっかりとしたi7の中では上位のパーツを搭載し、グラフィックボードも最新ゲームを中程度のパフォーマンス設定にすれば難なく遊べる「RTX 2060」というのが人気の秘訣でしょうか。
価格も20万円を切りますし、お手頃省スペースな小型ゲーミングPCですね!
GALLERIA SG
OS:Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU:インテル Core i7-9700F (3.00GHz-4.70GHz/8コア/8スレッド/内蔵グラフィックス非搭載)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER 8GB (HDMI x1,DisplayPort x3)
メモリ:16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
ストレージ:SSD[512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s)]/HDD[2TB HDD]
価格はミドルタワー型の製品に近くなりますが、スペックもミドルタワーのモデルに匹敵します!
グラフィックボードはGeForce製ではかなり上位のパーツを搭載しており、メモリも16GBとPCゲームをするには最低でも欲しい容量をクリアしています。
「コンパクトなスペースを保持したまま、出来る限り高スペックなゲーム環境を構築したい!」という方にオススメのモデルです!
GALLERIA ST
OS:Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU:インテル Core i7-9700F (3.00GHz-4.70GHz/8コア/8スレッド/内蔵グラフィックス非搭載)
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1)
メモリ:8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
ストレージ:SSD[512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s)]/HDD[2TB HDD]
このモデルの特徴は、コスパの高さにあります!
CPUはi7の中でも最新のパーツを搭載しており、グラフィックボードもライトゲーマーの方によくオススメされているパーツが搭載されています。
最新ゲームを最高画質で遊ぶのは厳しいかも知れませんが、最新ゲームを低~中の設定で遊ぶor少し前に発売されたゲームを最高スペックで遊ぶという条件の方には、もっともお手頃でしょう!
ストレージもM.2 SSDが搭載されているところが嬉しいポイントです!
GALLERIA SH
OS:Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU:インテル Core i7-9700F (3.00GHz-4.70GHz/8コア/8スレッド/内蔵グラフィックス非搭載)
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1)
メモリ:8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
ストレージ:SDD[512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s)]/HDD[2TB HDD]
このモデルはCPUにi7を搭載しているものの中では、最も安価なモデルとなります。
グラフィックボードでは3つ目のモデルに搭載しているパーツとほぼ同じです。異なるのは描画する際のメモリだけですが、6GBあれば通常のゲームグラフィックには困らないでしょう。
安価なモデルではありますが、SSDとHDD合わせて2.5TB分あるので「ゲームだけではなく、通常のアプリケーションも利用したい」という方には容量が多くて困らないことでしょう!
GALLERIA SS
OS:Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU:インテル Core i3-9100 (3.60GHz-4.20GHz/4コア/4スレッド)
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER 4GB (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1)
メモリ:8GB DDR4 SDRAM(PC4-19200/4GBx2/2チャネル)
ストレージ:250GB SSD(M.2 SATA)
このモデルはドスパラから販売されているスリムタワーゲーミングPCの中で、最も安価なモデルとなっています!
CPUは一見するとi3ということで「ゲームに不向きでは?」と思う方もおられるかもしれません。
しかし、型番を見ると”9100″と最新パーツであることが分かり、これはi5の上位パーツに匹敵します。
ベンチマークテスト(PCが持つ性能を測るテストのこと)でも、悪くない成績を残しています。
最安価なこともありゲーミングPCとしての利用だけでなく、ビジネスツールも活用するという方にオススメです!
さいごに
筐体がすべて同じなのはバグではありません!今回選んだ製品はたまたま筐体が同じでした。さぼりではありません。たまたまです。
話を変えます。
ミドルタワーの需要が高まるに比例し年々スリムタワーの需要は低くなっており、選択肢として選べるモデルの数は多くないのが実情です。
しかしゲーミングPCに手を出そうか検討されている方には、スペースがネックでミドルタワーのようなモデルに手を出せない方もおられるかと思います。
ドスパラなどはフルタワーからスリムタワーまで長年カスタマイズしてきた実績もあり、上記のように省スペース性を活かしつつも上位パーツを搭載した高スペックなモデルが多数販売されています!
「省スペースでも出来る限り高いスペックのゲーミングPCがほしい!」という方はもちろん、スリムで価格も抑えたモデルというのも多数あるので、ぜひご購入を検討してみてはいかがでしょうか!
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