YouTubeでは顔出しで活躍するYouTuberが多くいますが、そのなかにはVtuberと呼ばれるアニメキャラクターのようなYouTuberが活躍しています。
すでにVtuberの数は5,000人を超えるているそうで、Vtuber専門のプロダクションが立ち上げられるなど、日本のYoutube界を盛り上げる存在になっているのはご存知でしょうか。
これからYoutubeで動画投稿を始めたいけど、顔出しには抵抗がある…。そんな人たちにVtuberはピッタリです。
今後もVtuberは増え続けることでしょう。
なので今回はVtuberの始め方を紹介しようと思い、必要になる機材やパソコンのスペックをまとめてみました。
少しでも気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
Vtuberの始め方!必要なものはなに?
Vtuberになるためには、いくつか必要な機材があります。スマホでも完結することができますが、ライブ配信やゲーム実況などを視野に入れた場合、パソコンでスタートするのが一番おすすめになります。
パソコンでスタートするメリットとしては、動画編集を含めてあらゆる作業を1台で済ませることが可能なところですね。
スマホだと様々なアプリを使用することで、負担が大きくなっておすすめできません。
またクオリティの高い映像を作るためにも、スマホではまだまだパソコンに劣っている現状があります。
それでは、パソコンでVtuberとして活動するためには、どんな機材などが必要になるのかをまとめていくことにしましょう。
モデル
Vtuberになるためには、なによりもまず「モデル」が欠かせません。
モデルはもう1人の自分となるもので、最初に準備するものといえるでしょう。
もしかすると、モデルを用意するためには自分でキャラクターをデザインしなければならないと考えている人が多いかもしれません。
絵心がない人からすれば、いきなり挫折することになるでしょう。
しかし安心してほしいのは、モデルはツールに付属しているものがあります。
それを使えば顔の形から目の大きさ、髪型からアクセサリーの有無まで、細かくデザインすることが可能なので、比較的簡単に作ることができます。
もしくはモデルをデザインしてくれる人に依頼しましょう。
デザインや自作ができない人でも安心してもう1人の自分を用意できます。
ツール(ソフトウェア)
モデルを動かすためには、専用のツールやソフトウェアが必要です。これがなければ、モデルはただのイラストと化してしまいますので、合わせて準備していきましょう。
今やモデルを動かすためのツールは多く登場しています。
しかし注意しなければならないのが、パソコンが動作環境を満たしているのかというところ。
「FaceRig」のような低スペックでも動かせるツールがあれば、「Vカツ」のような高いスペックを要求する場合があります。
そのため、必ずパソコンのスペックと照らし合わせる、もしくはスペックアップを考えるようにしてください。
WEBカメラ(VRセット)
Vtuberの面白いところは、自分の表情や動きをリンクさせて動かせるところです。これを実現させるためには、当然ながらカメラが必要になってきます。
てっとり早い方法は「WEBカメラ」を使うもので、安価に済ませることができるはず。
より高度なトラッキングを求めるなら「VR」を購入する方法もあります。
また、企業クラスになるとモーションキャプチャーを使っていますが、個人レベルでは環境を整えることは難しいでしょう。
現実的にはWEBカメラもしくはVRを購入して、ツールと連携させてモデルを動かすという方法が一般的になるはずです。
マイク
パソコンにモデルや自身の動きを取り入れたら、あとは音声を入力するだけ。
そこで必要になってくるのが、当然ながら「マイク」になります。
VRヘッドセットにマイクが付属している場合は、新しく準備をする必要が無いかもしれません。またマイクがなくても、スマホの録音機能を使う方法があります。
音質を求めていくのであれば、オーディオインターフェースやコンデンサーマイクなどに投資することになるでしょう。
声を取り込む方法は様々な方法がありますので、やりやすい環境を探してみてください。
Vtuberを始めるために必要なパソコンのスペックは?
Vtuberになるためには、いくつか必要な機材があります。しかしその中でも、パソコンのスペックが重要になっていることが見えてくるでしょう。
そこでここからは、Vtuberを始めるために必要なスペックについて解説していきます。
今使っているパソコンのスペックと比べてみて、どんな部分が劣っているのか、もしくは条件を満たせているかどうかを確認してみてください。
「FaceRig」なら低スペックでも大丈夫
まず気になっているのは、低スペックでもVtuberを始められるかどうかでしょう。
おすすめなのはSTEAMを経由してインストールできる「FaceRig」というツールで、必要になるスペックの基準が低いため、まずはVtuberにふれてみたいという人に最適です。
・OS:Window7以上
・CPU:Intel Core i3-3220以上
・メモリ:2GB
・グラフィック:NVIDIA GeForc GT220以上
・DirectX:9.0
これが「FaceRig」を動かすための最低条件です。
そこまで高いスペックを要求しているわけではなく、特にゲーミングPCを用意する必要もありません。
また、1500円程と比較的安価で購入できます。
市販されているパソコンでも十分に動作する可能性が高いため、Vtuberへの足がかりとして最適のツールになるでしょう。
STEAMがなにかわからない人は下の記事をご参照ください。


「Vカツ」を使うなら高スペックが必須
3Dモデルを使えば、まさにVtuberと呼べるようなクオリティを実現できます。しかし相応に高いスペックが要求されるため、まずスペックアップが必要になるかもしれません。
具体的には以下のようなスペックとなり、主にグラフィックボードの存在が3Dモデルを動かせるかどうかのカギを握っているといえるでしょう。
・OS:Window7以上
・CPU:Intel Core i5-4590以上
・メモリ:4GB
・グラフィック:NVIDIA GeForc GTX970 or GTX1060以上
・DirectX:11
これは「Vカツ」の必要スペックになります。要求される性能が高くなっていますが、ゲーミングPCであれば問題なく動作します。
「Vカツ」もSTEAM経由でインストールすることができ、スマホ版もでています。しかも無料。
ただVカツの場合、作成したモデルを動かすにはVR環境が必要です。そのため、「HTC Vive」や「Oculus Rift」などのVRゴーグルを購入しなければなりません。
VRセットがあれば本格的なVtuberとして活動できますので、合わせて準備しておくことをおすすめします。
Vtuberにおすすめのパソコン
これからVtuberを目指す方に、おすすめのPCをいくつか紹介したいと思います。
予算別に3つほど紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【10万円前後】GALLERIA MS
GALLERIA MSはドスパラから販売されているゲーミングPCです。
GTX1050とi7-8700を搭載しつつも価格は10万円前後。
ミニタワーなので場所を取らないのも魅力的です。
PCゲームにも使えますし、なによりコスパがいいです。
Vtuber入門用にはピッタリだと思います。
【15万円前後】GALLERIA XT
この予算帯でおすすめなのも、やはりドスパラ。GALLERIA XTはドスパラでも人気のゲーミングPCです。
GTX1660とi7-9700を搭載していてMSよりワングレード性能がアップしています。
この製品はドスパラでもよくキャンペーンの対象になっていて、よく無料でストレージやCPUがグレードアップしていたりもするので一度チェックしてみてください。
フルタワーなので場所は取りますが、その分冷却性能と静音性がすぐれていますので、長期的にゲームやVtuberを楽しみたいなら最高におすすめです。
【20万円前後】GALLERIA XG
最後もやっぱりGALLERIA。
GALLERIA XGはi9-9900とRTX2080を搭載した最高スペックのゲーミングPCです。
この製品であれば、ゲームをいくつか起動しつつVtuberでリアルタイム実況をしても快適にできると思います。
これを買っとくと数年はスペック不足で悩むことはないでしょうね。
まとめ
Vtuberの始め方として、必要な機材やパソコンのスペックをまとめました。
どのような活動をしたいのかによって、Vtuberになるための準備が大きく変わってきます。
例えばキズナアイのように本格的なモデルを動かすなら、相応に高いスペックが要求されるようになります。
加えてVRセットが必要になるという点も忘れてはいけません。どうしても低予算で始めるのであれば、FaceRigから手を付けていくといいでしょう。
Vtuberとしての活動は、一朝一夕にいきません。動画の撮影準備に関しても時間がかかりますが、実写撮影にはない楽しさや面白さを味わうことができます。
大変なことも多いですが、1つずつ乗り越えていけば楽しいVtuberライフが待っているでしょう。そして本記事を参考にして、大きく羽ばたいてもらえると幸いです。
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