ゲーミングPCは入門モデルからハイエンドモデルまで多種多様で、値段も10万~30万円前後と幅広くなっています。
入門モデルのゲーミングPCを使用していると、どこか動作が重くなってしまったり、映像に乱れが発生してしまったりなど、問題に直面することがあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、ミドルクラスのゲーミングPCです。
ミドルクラスのゲーミングPCはハイエンド並みの性能を持っていながら、価格は20万円前後となっていますので、比較的手が届きやすいゲーミングPCです。
今回は中級者向けにおすすめのミドルクラスのゲーミングPCを紹介していきます。
中級者向けミドルクラスのゲーミングPCはどんな構成?
まずはミドルクラスのゲーミングPCが、どんな性能を持っているのかを見ていきます。
どのようなパーツが採用されているのかなど、特にグラフィックボードに関しては、パソコンでゲームをするにあたって重要な部分。
もちろん、CPUやメモリの部分にも気を付けなければならないため、大まかな目安として参考にしてみてください。
CPU
ミドルクラスのゲーミングPCには、主にIntel社製Core i7が採用されています。
販売するBTOショップによっては無料アップグレードが行なわれていますので、より高性能なCore i9にすることもできます。
Core i7であればパソコンでゲームを十分に楽しむことができ、動画編集や生放送といった用途にも問題なく対応してくれるため、とても心強いと言えるでしょう。
もちろん、ワードなどオフィスソフトやAdobeなど専門的なソフトを動かしたいという場合にも、Core i7なら十分に力を発揮してくれます。
メモリ
メモリに関しては、16GBが多くなっている傾向にあります。
基本的に8GBあれば、ゲームを動かすだけなら問題ありません。しかしゲームの実況プレイや生放送など、複数のソフトを同時起動している状態ならば、16GBほど必要です。
16GBという数字は、ハイエンドモデルと遜色ない数字になります。
ブラウザを立ち上げながらゲームをプレイ、実況動画の収録と生放送を同時並行で行うなど、様々な用途に対して問題なく動作をしてくれるはずです。
グラフィックボード
ゲーミングPCの高性能度合いを示すのが、搭載されているグラフィックボードです。
ミドルクラスのゲーミングPCにはGeForce RTX2080 SUPERなど、2000番台のグラフィックボードが採用されているのが大きな特徴に。
具体的には、どんなゲームも快適にプレイできる力を持っています。
CPUがCore i7以上を採用しているため、グラフィックボードの性能を存分に発揮できるというのも特徴で、美麗グラフィックかつ滑らか映像でゲームを楽しめます。
ミドルクラスのゲーミングPCで遊べるゲームは?
ミドルクラスのゲーミングPCに搭載されているグラフィックボードは、どれもNVIDIA製グラフィックボードであり、2000番台が採用されています。
基本的にどのゲームでも問題なくプレイすることができ、美麗グラフィックでよりゲームを楽しめるようになるでしょう。
FPS系のゲームをする人は、フレームレート値も気になってくるでしょうが、ミドルクラスのゲーミングPCであれば、高いFPS値を出してくれます。
また、VRゲームや3Dモデルを動かしたVtuberとしての活動にも、十分に力を発揮してくれるグラフィックボードとなっています。
ゲーム以外の用途、例えば動画編集や画像編集、3Dモデルを動かした動画の制作など、あらゆる作業が快適になるはずです。
中級者におすすめのミドルクラスゲーミングPC5選
ここからは、実際にBTOショップで販売されているミドルクラスのゲーミングPCを紹介していきましょう。
各ショップによって特徴が異なっており、一部ではプロゲーミングチームやプロゲーマーとのコラボレーションモデルも販売されています。
実際にプロも使用しているモデルとなりますので、その性能はお墨付きです。
一体どんなゲーミングPCが販売されているのか、各パーツの詳細とともに紹介します。
【ドスパラ】GALLERIA ZG
・CPU:Core i9-9900KF
・メモリ:16GB DDR4
・グラフィックボード:GeForce RTX2080 SUPER 8GB
・ストレージ:1TB NVMe SSD / HDD 無し
ドスパラが販売しているGALLERIA ZGは、ハイエンドモデルと遜色ないパーツ構成になっているのが大きな特徴になります。
グラフィックボードにはGeForce RTX2080 SUPERを採用しているため、どんなゲームでも美麗グラフィック&滑らかな映像で描写してくれます。
SDDも1TBを搭載していますので、読み込みスピードが速く、様々なデータを保存しても十分に余裕があるほどです。
【ドスパラ】GALLERIA XG ガレリア XG特価モデル
・CPU:Core i7-9700K
・メモリ:16GB DDR4
・グラフィックボード:GeForce RTX2080 SUPER 8GB
・ストレージ:512GB NVMe SSD / 2TB HDD
GALLERIA ZGを基本構成として、CPUとストレージに変更を加えたことにより、価格を少し抑えることに成功したミドルクラスモデルです。
CPUがCore i7になっていますが、ゲームをプレイするにあたって問題ありません。
ストレージはSSD 512GBとHDD 2TBという構成になっていますが、こちらは逆に容量が大きくなったと言えるでしょう。
SSDにはOSやゲームを入れておけば起動が早くなり、HDDにはドキュメント類を保存する場所として使い分ければ、快適にパソコンを扱うことができます。
【マウスコンピューター】NEXTGEAR i690SA2-SP
・CPU:Core i7-9700K
・メモリ:16GB DDR4
・グラフィックボード:GeForce RTX2060 SUPER
・ストレージ:256GB NVMe M.2 / HDD 1TB
マウスコンピューターが販売しているNEXTGEAR i690SA2-SPは、CPUにCore i7を採用しており、グラフィックボードもGeForce RTX2060 SUPERが搭載されています。
ストレージは読み込みスピードが速いM.2を採用しているため、パソコンを立ち上げた時のスピードはもちろん、ゲームなど各種ソフトもスムーズに起動してくれます。
また、M.2とは別にHDD 1TBを搭載していますので、容量的にも申し分ありません。各種データを十分に保存できる容量が確保されていますので、数年先まで問題なく使えるでしょう。
【マウスコンピューター】NEXTGEAR-MICRO im620GA1-SP
・CPU:Core i7-9700K
・メモリ:16GB DDR4
・グラフィックボード:GeForce RTX2070
・ストレージ:512GB NVMe SSD / HDD 1TB
NEXTGEAR-MICRO im620GA1-SPは、プロゲーミングチーム「Unsold Stuff Gaming」が練習時に使用しているゲーミングPCとなっています。
ゲームを快適にプレイできるのはもちろん、実況収録や生放送をしても問題なく動作してくれるため、使い勝手の良いゲーミングPCと言えるでしょう。
数々の大会で実績を残しているプロゲーミングチームが使用しているモデルであるため、プロゲーマーを目指している人は手に取ってみるといいかもしれません。
ただし、こちらのモデルはコラボモデルの為、生産が終了されるかもしれません。その場合は、同等の性能があるNEXTGEAR-MICRO im620GA4 をおすすめします。
【パソコン工房】LEVEL-R040-i7K-VWVI-FB
・CPU:Core i7-9700K
・メモリ:16GB DDR4
・グラフィックボード:GeForce RTX 2080 SUPER 8GB
・ストレージ:500GB NVMe M.2 / HDD 2TB
パソコン工房が販売しているLEVEL-R040-i7K-VWVI-FBは、プロゲーミングチーム「父ノ背中」とコラボレーションをしたミドルクラスのゲーミングPCです。
CPU性能・メモリ・グラフィックボード・ストレージの4項目全てが高い水準になっており、快適にゲームをプレイできるだけの性能を十分に持っています。
ストレージにはM.2 500GBを採用しているため、読み込みスピードが速いというのも大きな特徴に。グラフィック性能も高くなっていることから、ハイエンドモデルと遜色ない性能を持っていると言えるでしょう。
まとめ
ミドルクラスのゲーミングPCについて、おすすめのゲーミングPCと合わせて紹介してきましたが、ハイエンドモデルと遜色ない性能を持っています。
ハイエンドモデルが30万円前後するのに対して、ミドルクラスモデルは20万円前後と、かなりお得に手に入れることができるのが現状に。
グラフィックボードの性能が高く、数年先まで現役で使用しても問題なく、長く使っていけるという意味でもおすすめのゲーミングPCです。
これからガッツリとゲーミングPCを使うのならば、価格的にも性能的にもバランスが取ればミドルクラスのゲーミングPCがおすすめです。
初めてゲーミングPCを購入する人にはハードルが高いかもしれませんが、無理をしてまで手に入れる価値が十分にあることは間違いありません。
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