ゲーミングPCが注目される中、ノート型のゲーミングPCも販売されるようになりました。ノート型であるためコンパクトであり、持ち運びもできるのは便利です。
しかし、ゲーミングノートPCはデスクトップ型より性能が落ちるのではと、悩んでいる人も多いでしょう。そこで、今回はゲーミングノートPCの性能は本当にデスクトップより低いのか、また、デメリットはなんなのかをまとめてみました。
ゲーミングPCをデスクトップ型かノート型、どちらにしようか迷っている人も多いのでは?後悔しないためにも、ぜひ本記事を最後までチェックしてほしいと思います。
ゲーミングPCでよく購入されているのはどっち?
ゲーミングPCで多いのは圧倒的にデスクトップです。
実はゲーミングPCを購入した人は、90%以上がデスクトップ型を選択しているという統計データがあります。
なぜデスクトップ型のゲーミングPCが多く選ばれているのか。その理由は明白で、パーツの販売数がノートPCのものより多いからです。
人気の理由
デスクトップ型のゲーミングPCは、ノートPCと比べて販売されているパーツが豊富です。
CPUやメモリ、グラフィックボードはもちろん、周辺機器やファンといったパーツが数多く販売されています。
販売しているパーツをそろえれば、自分だけのオリジナルPCが作れるのもデスクトップの強みですね。
また、パーツ単体で販売しているので、既製品のゲーミングPCを購入しても、デスクトップ型であればあとからカスタマイズできるのもうれしいです。
もちろんノートPCでもストレージやメモリの容量が足りなくなったときは増設することができますが、デスクトップの場合はそこだけではありません。
グラフィックボードやCPU、電源ユニットといった、ノート型ではカスタマイズが難しいところまで簡単にパワーアップが可能です。
なので、ノート型と比べてデスクトップ型のほうが、より快適な環境を後からでも作ることができる分、年々進歩し続けるゲームには有利なパソコンになりますね。
そういった理由から、ノート型よりもデスクトップ型のゲーミングPCが好まれているというわけです。
ゲーミングノートPCの性能は高い?低い?
ゲームをするなら、デスクトップ型のゲーミングPCのほうが、ノート型より優れています。では、ゲーミングノートPCの性能はゲームができないほど低いのでしょうか?
いいえ、決してそうではありません。
デスクトップ型のゲーミングPCより性能は劣るものの、ノート型でもゲームはできます。
ゲーミングノートPCの性能は低くない!
まず気になるのは、ゲーミングノートPCに搭載されているグラフィックボードの性能でしょう。結論から言えば、ゲーミングノートPCのグラフィック性能は、デスクトップ型と遜色ない性能を持っています。
最近のゲーミングノートPCのグラフィック性能は非常に高く、ゲーミングノートPCによっては、デスクトップ型で支持されているGTX1060やGTX1080と同等の性能持ったものが搭載されています。
ゲーミングノートPCでもゲームが快適にできるグラフィック性能を持ったグラフィックボードが搭載されているんです。
もちろんその他のCPUやメモリ、ストレージを見ても、やはりデスクトップ型と変わらない性能を持つパーツで構成されており、十分にゲームを楽しむことができるでしょう。
ノート型ゲーミングPCの性能が低いというのはまやかしであり、実際には、ノート型でも十分にゲームを楽しむことができます。
キーボードもゲーミング仕様が多い!
スペック面だけでなく、キーボードがRGBカラーで光るなど、ゲーミング仕様のものが備わっているのがノート型ゲーミングPCの魅力となります。
デスクトップ型であれば、発光機能を持ったキーボードは別途購入しないといけませんが、ゲーミングノートPCであればだいたいは最初から組み込まれています。
デスクトップのゲーミングキーボードは光るだけでなくマクロ機能もついてるものが多いので、ゲーム用ならそっちのほうがいいですが、結構高いです。
そこまで機能がいらないのであれば、LED搭載のゲーミングノートPCキーボードは、保証もPCに組み込まれてるしおススメですよ。
ゲーミングノートPCのデメリットは?
ノート型のゲーミングPCでも、デスクトップ型に負けない性能を持っています。しかしコンパクトになった分、デスクトップ型にはなかったデメリットも目立ちます。
メリットだけでなくデメリットも知ってもらい、総合的にノート型ゲーミングPCを購入するべきかどうかを検討してみてください。
熱処理に気を使う
ノート型ゲーミングPCは、ディスプレイと本体が一体化されているため、コンパクトに収まっているのが特徴的です。
しかしコンパクトになった分、各パーツがぎゅうぎゅう詰めで内部スペースに余裕がありません。
そのため、ノート型ゲーミングPCは熱処理問題で悩まされます。
ゲームをプレイすると、グラフィックボードなど発熱性の高いパーツがフル稼働するため、内部の温度が上がりCPUやメモリを壊してしまうことがあります。
とくに夏場であれば、冷房の効いた部屋でしないとすぐに壊れてしまうかもしれません。
もちろん、対策としてゲーミングノートPC用のクーラーも販売されています。
温度が気になるときは、ノートPC用のクーラーを使うことで、温度の上昇を圧倒的に抑えることができるので、ゲーミングノートPCを使うならば絶対に購入してください。
↓こういうのです。
カスタマイズはあきらめろ
ゲームの快適さに不満が出たとき、デスクトップ型ゲーミングPCならば新しいグラフィックボードへの交換がスムーズにできます。また、パーツが壊れても交換して対応できるので、長く使い続けることもできます。
その一方で、ゲーミングノートPCは拡張性がないに等しく、壊れてしまうとだいたいは修理に出すしかありません。もちろん底蓋を開けて修理することも可能ですが、デスクトップ型よりもはるかに難易度が高い。
自分での修理やグレードアップをしたくてもパーツによってはできないものもあります。
特にグラフィックボードはノート用に小型化されているため、パーツの調達も難しいです。
動作に満足できないようになり、カスタマイズしようと考えてもできないというのは、ゲーミングPCにとって致命的な弱点と言えるでしょう。
まとめ
デスクトップ型もノート型も、ゲーミングPCとして性能差はないと言えます。しかし購入した後の扱い方では、デスクトップ型のほうがはるかに楽です。
何よりノート型ゲーミングPCは熱問題が最大の懸念で、思っている以上に発熱してしまうことから、夏場の使用が難しくなります。その点、デスクトップ型はカスタマイズで対処することができますので、やはり比べてしまうとノート型ゲーミングPCは分が悪いです。
しかし、ゲーミングノートPCはコンパクトで持ち運びが可能であるため、出先でもゲームを楽しめるのは最大の強みでしょう。このように、ノート型ゲーミングPCにしかない魅力があるのも事実なのです。
ノート型ゲーミングPCとデスクトップ型ゲーミングPC、どちらがいいかは使い方次第。
持ち運びが多いのか、夏場でも24時間ゲームをしたいのか、どうしたいかでどちらのタイプを買えばいいかが変わるので、一度ライフスタイルを考えてみてください。
まあ、どっちかっていうとゲーミングPCはデスクトップがおすすめですけどね。