ゲーミングPCでVtuberデビューできる?Vtuberを目指す初心者向けに始め方や必要なPCスペックを解説

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これからYouTuberになろうと考えている人の中には、Vtuberを検討している方がいるかもしれません。

Vtuberであれば、”顔出し”は不要ですし、需要も高いことから、人気者になれる可能性が十分にあります。

 

ただ、Vtuberを始めるにあたって、高いスペックのパソコンが必要だということがわかっても、どれだけのスペックが必要なのかが分かりませんよね。

 

なので今回は、Vtuberデビューを考えている人に向けて、ゲーミングPCで動画制作ができるのかどうか、必要なスペックや機材はなにか、について解説していきます。

ぜひチェックしてもらい、Vtuberデビューの準備を進めてみてください。

 

Vtuberデビューに必要なスペックとは?

Vtuberとしてデビューするためには、それなりに高いスペックを持ったパソコンが必要になります。

結論から言えば、ゲーミングPC程度のスペックがあれば、十分にVtuberの動画を制作できるでしょう。

 

まずはVtuberの動画を作るために、必要はパソコンのスペックについて紹介。どれだけの性能があれば十分なのかをチェックしてみてください。

 

CPU

CPUに関しては特に重視するべきポイントではありませんが、可能であれば最新のものがいいでしょう。

具体的には第8世代以上のIntel社製CPUが理想で、Intel Core i5以上であれば、十分にVtuberの動画を作ることができます。

 

Intel Core i9までは必要がありませんが、Intel Core i7であれば余裕をもってVtuberの動画制作ができます。

その分、ゲーミングPCの価格が高くなってしまいますが、他のパーツ性能のバランスを見ながら選んでいくことをおすすめします。

 

グラフィックボード

Vtuber動画制作にあたって重要なのが、グラフィックボードです。

グラフィックボードは動画制作において、書き出し時間や安定した編集に影響してきますので、高性能であればあるほど快適に作業ができます。

 

また、ライブ配信などを視野に入れるなら、グラフィックボードの性能が高いほど、安定した綺麗な映像での配信が可能に。

特にゲームの実況プレイを配信するのであれば、高性能なグラフィックボードは欠かせません。

 

最低でもGeforce GTX1060が必要になります。

しかしGeforce GTX1060は、最低限の画質を保ちながらの配信になりますので、より綺麗な映像を求めるのであれば、Geforce GTX1660以上が理想となるでしょう。

 

なお、グラフィックボードを選ぶ際は「VR Ready」に対応している製品を選ばなければなりません。

ほとんどの製品に対応しているものですが、なければVRを使った配信ができませんので注意が必要です。

 

メモリ

メモリは容量が大きければ大きいほど、パソコンの動作が安定します。

 

ゲーミングPCであれば最低でも8GBが搭載されていますが、これではVtuberの動画を作る、もしくは配信するとなれば厳しいかもしれません。

 

そのためVtuberとしてデビューを考えているならば、最低でも16GBはほしいところ。16GBなら複数のソフトを起動しながらでも安定します。

 

メモリが足りないと、配信中にソフトが落ちてしまう可能性があります。

途中でライブ配信が終了する、動画編集中のデータが壊れてしまうなど様々な問題が起きてしまいますので、なるべく大きい容量を選択しましょう。

 

Vtuberになるために必要な機材

Vtuberはスマホ1つでなれる時代になりましたが、パソコンを使って動画を作っていくのであれば、様々な機材が必要になります。

 

ここからはVtuberにあたって、必要な機材を紹介。どんな機材が必要になってくるのか、これから準備を進めていく人はチェックしましょう。

 

マイク

動画を作るためには映像が必要であり、何よりも音声が欠かせません。

 

声を収録するためのマイク機材は当然、必要不可欠な道具の1つ。これがなければ動画に音声を乗せることができず、Vtuberとしてデビューすることができません。

 

マイクにも種類がありますが、ゲームの実況配信も視野に入れるならば、コンデンサーマイクがいいでしょう。また、マイクを自立させるためのスタンドも合わせて必要に。

 

高価な製品はたしかに綺麗な音で収録ができますが、安い製品でも性能が高いものがあります。どんなマイクがいいのか、じっくりと吟味してもらって、最適の1台を見つけてみてください。

 

WEBカメラ

Vtuberのモデルは、主にWEBカメラで動きを撮影して動かしている場合が一般的です。

 

他にもVRキットを使って動かす方法もありますが、かなりの費用が必要になりますので、あまりおすすめできません。

 

WEBカメラは安くて3,000円から購入できます。できるだけ解像度が高く、60fps以上で撮影可能なものを選べば、問題なくVtuberの動画を撮影できるでしょう。

もし、より高度なトラッキングを求めるなら「VR」を購入する方法もあります。

 

また、企業クラスになるとモーションキャプチャーを使っていますが、個人レベルでは環境を整えることは難しいでしょう。

現実的にはWEBカメラもしくはVRを購入して、ツールと連携させてモデルを動かすという方法が一般的になるはずです。

 

Webカメラはひとつあれば、ゲーム配信やリモートワークでも使えるのでなかなか便利ですよ。

下記記事で選び方やおすすめ商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ゲーム配信や動画配信におすすめのWebカメラは?Webカメラを選ぶコツとおすすめの製品
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3Dモデル

Vtuberデビューをするならば、自分の分身となる3Dモデルが必要になります。

 

自分で一から制作するの良いですが、簡単なのは誰かに作ってもらうこと。ココナラとかでよく出品されています。登録料が無料なので、登録してみてもいいかもですね。

しかしその場合、ある程度の費用が発生しますのでお気を付けください。

 

また、ネット上で3Dモデルを作るサービスもあります。ただこちらは、オリジナル性に欠けてしまいます。

 

自分で作るとなっても、ある程度の知識が必要になってきます。

専用ソフトを使って作る場合、それなり勉強が必要になってきますから、モデルを用意するだけでも時間がかかってしまいます。

後ほど紹介する配信用ソフトなら、比較的簡単に3Dモデルを作れますので、よろしければ試してみてください。

 

動画編集ソフト

動画を作るためには、まず動画編集ソフトが必要不可欠。

 

ソフトやアプリだけでも複数のものが必要になりますが、いずれも無料で用意することができます。

もちろん、有料ソフトになれば性能が高く、編集の自由度も上がりますが、まずは無料ソフトから始めるといいでしょう。

 

動画編集ソフトは、有料であればAdobe Premiere Proが一番おすすめ。

しかし価格が年間6万円以上しますから、最初から優良ソフトに手を出すにしても、安い買い切りの編集ソフトがいいかもしれません。

動画編集のスキルは独学でもいいですが、オンラインスクールを使えばわりと気軽に習得することが可能です。

 

配信用ソフト

そして実況配信をするならば、配信用のソフトも必要になってきます。

配信用のソフトもいろいろありますが、ここではポピュラーなソフトを2つ紹介します。

どちらもSteamでダウンロードできますので、お持ちのPCスペックに合わせて使ってみてください!

Steamがなにかわからない人は下の記事をご参照ください。

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低スペックPCで配信するなら「FaceRig」

まず気になっているのは、低スペックでもVtuberを始められるかどうかだと思います。

おすすめなのは「FaceRig」というツールで、必要になるスペックの基準が低いため、「とりあえずVtuberにふれてみたい」という人に最適です。

・OS:Window7以上
・CPU:Intel Core i3-3220以上
・メモリ:2GB
・グラフィック:NVIDIA GeForc GT220以上
・DirectX:9.0

これが「FaceRig」を動かすための最低条件です。

そこまで高いスペックを要求しているわけではなく、特にゲーミングPCを用意する必要もありません。

また、1500円程と比較的安価で購入できます。

 

家電量販店などで販売されているパソコンでも十分に動作する可能性が高いため、はじめてのVtuberデビューとしては最適のツールになりますよ。

『FaceRig』の詳細はこちら

 

高スペックPCがあるなら「Vカツ」

「もっと快適にVtuberをしたい!」という方には『Vカツ』をおすすめします。

『Vカツ』はSteamで無料ダウンロードできるソフトですが、キャラ作成の自由度はアニメグラフィックの美麗さがケタ違いです。

相応に高スペックのPCが必要になりますが、Vtuberを始めるなら試してほしいソフトでもあります。

そんな『Vカツ』の必要スペックですが、

・OS:Window7以上
・CPU:Intel Core i5-4590以上
・メモリ:4GB
・グラフィック:NVIDIA GeForc GTX970 or GTX1060以上
・DirectX:11

こうなっています。要求される性能が高くなっていますが、ゲーミングPCであれば問題なく動作します。

ただ、Vカツの場合、作成したモデルを動かすにはVR環境が必要です。そのため、「HTC Vive」や「Oculus Rift」などのVRゴーグルを購入しなければなりません。

 

VRセットがあれば本格的なVtuberとして活動できますので、合わせて準備しておくことをおすすめします。

『Vカツ』の詳細はこちら

 

ゲーミングPCならすぐにVtuberデビューできる?

Vtuberデビューをするためにはパソコンが必要です。そのパソコンは、できるだけスペックの高いものが理想と言えるでしょう。

 

具体的にはゲーミングPC程度の性能があれば問題ありません。ただし、ゲーミングPCの中でも入門モデルよりは、ミドルクラス程度があれば安定して作業ができます。

 

ミドルクラスのゲーミングPCは、搭載されているグラフィックボードの性能が高く、メモリやストレージ容量も不安になることがありません。

 

CPU性能も最新の上位製品が搭載されていますから、数年先まで長く使い続けられるのが嬉しいところ。20万円前後のゲーミングPCであれば、十分にVtuberの動画を作ることができるはずです。

 

もしもVtuberとして、主にゲーム実況で活動していくのであれば、重視すべきはグラフィックボードになります。ゲームのグラフィックだけでなく、生配信の画質にも影響してきますから、予算があれば高性能な製品を選びましょう。

 

また、動画編集でも快適な作業や書き出し時間の短縮にもつながります。効率が上がりますので、やはりグラフィックはVtuber活動において重要なパーツと言えまるでしょう。

 

おすすめのゲーミングPCは?

Vtuber活動におすすめなのは、20万円以上のゲーミングPCです。

「スペックを上げれば上げるほど快適にVtuberとして活動できます」といっても、予算も限られているはずです。

なので、『Vカツ』が動作するPCスペックを基準に、おすすめのゲーミングPCを価格別に厳選してみました。

ご参考にどうぞ。

 

予算20万円前後なら

20万円前後の予算なら『パソコン工房』の「LEVEL-R059-117-RBX-XIV」がおすすめです。

CPUにCore i7、メモリ16GB(8GB×2)、ストレージはSSD1TB、グラボがGeForce RTX 3060と、最強コスパの中級者~上級者モデルになります。

電源を変更してファンを追加すれば、めちゃくちゃ安定したゲーミングPCになりますよ。

詳細を見る

 

予算30万円前後なら

予算30万円前後の予算ならば、『パソコン工房』の「LEVEL-R059-117-VAX」がおすすめです。

CPUにCore i7、メモリ16GB(8GB×2)、ストレージはSSD1TB、グラボがGeForce RTX 3080と、上級者モデルになります。

電源も800W80PLUSのPLATINUMなので、変更する必要もないですし、冷却性能さえ何とかすれば最強になります。

グラボも最新シリーズの上位グレードなので、数年は交換しなくていいですね。

長い目で見てすごくコスパのいい製品になっています。

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予算に制限がないなら

予算に上限を使えないということですと、少し難しいです。最近のBTOショップだと30万円以上のゲーミングPCの数が少ないんですよね。

ですが、『パソコン工房』では30万円以上の製品を多く取り扱っています。

その中でもおすすめなのは、「LEVEL-R059-117-XAX」。

CPUにCore i7、メモリ16GB(8GB×2)、ストレージSSD1TB、グラボGeForce RTX 3090と、最強モデルになります。

これも電源800Wの80PLUS PLATINUMなので、バランスも良く、文句なしの性能です。

このモデルをベースにカスタマイズするだけで50万円くらいになりますが、予算にまだまだ余裕がある方はもっと上を見てもいいかもしれませんね。

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他の高価格製品を見る

 

有名Vtuberが使っているPCのスペックは?

ゲーミングPCといっても、低スペックからハイエンドまで多種多様です。

 

そこで実際にVtuberとして活動している方のPCを調べてみたところ、多くはミドルクラスからハイエンドのゲーミングPCを使用していることが分かりました。

 

ミドルクラスのゲーミングPCは、CPU=Intel Core i7・メモリ=16GB・グラフィックボード=Geforce GTX1660Tiといったような構成になります。20万円前後で購入できる場合があります。

 

対してハイエンドになると、CPU=Intel Core i9・メモリ=16~32GB・グラフィックボード=Geforce RTX2080Tiといったような構成に。こちらは30万円以上することが珍しくありません。

 

最初から高性能なゲーミングPCを買ってVtuberデビューをしたのかと言えば、決してそうではないでしょう。まずは低スペックから始めていき、有名になるにつれて、機材に投資をしていったと考えられます。

 

そのため、どんなゲーミングPCを使っていたとしても、まずは動画のクオリティを上げることを優先しましょう。

ファンを獲得していき、実績を積み重ねていった後に高スペックのゲーミングPCを手に入れることをおすすめします。

また、目的が「Vtuberがやりたい」ではなく「ゲームでお金を稼ぎたい」という方には、下記記事でいくつか「ゲームで稼ぐ仕事」を紹介していますのでぜひご覧ください。

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まとめ

Vtuberデビューをするためには、ゲーミングPCがあれば十分です。もちろん、高性能になればなるほど、動画や生放送など、できることの幅が広がっていきます。

 

マイクなどの機材も重要ですが、動画編集などの作業を考えると、まずはパソコンのスペックが最重要に。特にグラフィックボードには意識してもらって、高性能な製品を搭載するといいかもしれません。

 

有名Vtuberにもなれば、すぐにゲーミングPCのスペックアップも可能になるでしょう。そうなれば、よりクオリティの高い動画も作れるようになりますので、まずは頑張ってファンを獲得していってください。

ちなみに、Vtuber活動におすすめする20万円前後のゲーミングPCは、下記記事で紹介していますので、ぜひ参考にどうぞ。

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