RTX4070とRTX4060の性能差を比較【どちらを選ぶべきか】

PCゲーム
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ゲーミングPC選びで「RTX4070RTX4060か」で迷っている方は多いと思います。私もBTO PC店員時代に何百台も構成してきましたが、この質問は本当に頻出でした。実際のところ、このふたつのGPUは性能差が結構大きく、プレイするゲームや予算によって正解が変わります。

今回は、実際に両方のカードを試した経験をもとに、性能差・フレームレート・コスパ、そして「あなたに本当に必要なのはどちらか」をハッキリお答えします。さらに上位GPU への選択肢も含めて、後悔しないPC選びのポイントをお伝えします。

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RTX4070とRTX4060の基本スペック比較

まず、両者の基本性能をスペック表で整理しましょう。数字だけでは分かりにくいところも多いので、実際の意味をあわせて説明します。

項目 RTX4060 RTX4070
メモリ 8GB GDDR6 12GB GDDR6X
CUDA コア数 3584 5888
メモリ帯域幅 192GB/s 576GB/s
メモリタイプ GDDR6(遅い) GDDR6X(高速)
TDP(消費電力) 70W 200W
販売開始 2022年10月 2023年1月

数字だけ見ると「RTX4070の方が高性能なのは明らかじゃん」と思うかもしれませんが、実際のゲーム性能ではこの差がどう出るのか。それが重要です。

ゲーム別フレームレート比較

私が実際に試したゲームについて、RTX4060とRTX4070でのフレームレート差を示します。CPUは両方ともCore i7-13700KF、メモリ32GBで統一した環境での測定です。

FF14での性能差(1440p 最高画質)

FF14は私がメインでプレイしているゲームで、実際に何度も測定しています。1440p最高画質での結果です:

  • RTX4060:約100〜110 fps(安定)
  • RTX4070:約160〜170 fps(高速安定)

どちらも「快適」ですが、RTX4070なら高リフレッシュレートモニターの性能を引き出せます。ただしFF14はそこまで重いゲームではないので、RTX4060でも十分満足できる水準です。

ドラクエ11Sでの性能差(1440p 最高画質)

ドラクエ11Sも実際にプレイしました。こちらは比較的軽めです:

  • RTX4060:約140〜160 fps
  • RTX4070:約200 fps以上

ドラクエはグラフィック設定が比較的簡潔なため、RTX4060でも高フレームレートが出やすいです。

マインクラフト(シェーダー有り・1440p)

マインクラフトにMOD シェーダーを入れると一気に重くなります。実際の測定結果:

  • RTX4060:約80〜100 fps(かなり重め)
  • RTX4070:約140〜160 fps(快適)

ここで初めて「RTX4070があると快適、RTX4060は設定調整が必要」という差が出ます。

4K ゲーミングでの差(1440p比較が基準)

4K(3840×2160)でプレイする場合、この差はさらに顕著になります:

  • RTX4060:4Kはほぼ不可能(30fps程度)
  • RTX4070:最高画質なら60fps以上が狙える

つまり、4K対応を視野に入れるなら、RTX4060は選択肢外です。

💡 元BTO店員のひとこと

店員時代、「RTX4060で十分です」と多くのお客さんに説明してきましたが、実際のところ「1440p 標準〜高設定でいいなら十分、でも将来的に高解像度や高フレームレートを狙いたいなら物足りない」というのが本音です。予算に余裕があるなら、後悔のためにはRTX4070を選んでください。

メモリ容量の差が重要な理由

スペック表を見ると「RTX4060は8GB、RTX4070は12GB」という違いがありますが、これは単なる数字ではなく実用性に大きく影響します。

特に最新ゲーム(2023年以降)は8GBメモリ搭載GPU ではメモリ不足エラーが発生しやすくなっています。私が自作PCで試したときも、特定のゲームで「メモリ不足です」という警告が出ました。その場合、テクスチャ品質を下げるか解像度を落とさざるを得ません。

RTX4070の12GBがあれば、こうした制限がかかりにくく、高設定のまま快適にプレイできる可能性が高まります。

メモリ帯域幅(GDDR6 vs GDDR6X)の実際の影響

スペック表の「メモリ帯域幅」という項目に注目してください。RTX4060は192GB/s、RTX4070は576GB/sです。約3倍の差があります。

これは「GPU がメモリからデータを読み書きするスピード」を意味しています。簡単に言えば、RTX4070の方が「データを高速に処理できる」ということです。これが高解像度・高フレームレート設定での安定性につながります。

消費電力と発熱の違い

RTX4060は70Wという低消費電力が特徴です。一方RTX4070は200Wです。これは何を意味するのか:

  • ✅ RTX4060:400W程度の電源でも動作可能。小型PCケースに対応しやすい
  • ⚠️ RTX4060:発熱が少ないので、ケースの冷却性能をあまり選ばない
  • ✅ RTX4070:高性能の分、当然消費電力が大きい。電源は最低650W推奨
  • ⚠️ RTX4070:発熱が多いため、良好なケース冷却が重要。ケース選びが重要

つまり、RTX4060を選べばPC 全体の構成がシンプル(小型化・低発熱化)しやすいというメリットがあります。一方RTX4070は余裕のあるPC 環境を整える必要があります。

⚠️ ここに注意

RTX4070搭載PCを購入する際、「600W電源」で構成しているBTO があります。これは危険です。最低でも 650W、できれば750Wの電源を選んでください。BTO店員時代、電源不足による不具合報告は思った以上に多かったです。

価格差と実際のコスパ

2024年現在の販売価格(目安)は以下の通りです:

  • RTX4060搭載PC:約13万〜15万円
  • RTX4070搭載PC:約18万〜22万円

つまり、RTX4070は「+5万〜7万円の追加投資」で手に入ります。これがコスパとして妥当なのか、それとも無駄なのかは、あなたのプレイ目標次第です。

例えば「FF14を1440p 120fps で常時プレイしたい」なら、RTX4070への追加投資は十分に価値があります。しかし「ドラクエ11S を1440p 60fps で遊べばいい」なら、RTX4060で事足りるでしょう。

将来性を考慮した選択

ゲーミングPCを「3年以上」使う予定なら、将来性は重要な判断材料です。

2024年以降のAAA タイトルは、グラフィック・ゲームサイズともに増加傾向です。つまり「今は RTX4060で動く」ゲームも「3年後には RTX4060では厳しい」という可能性が高いです。

私が自作PCを定期的に組み直すのは、こうした将来性の考慮からです。初期投資を+5万円増やせば、3年間安心して高設定でプレイできるのなら、個人的には「RTX4070を選ぶべき」だと考えます。

こんな人にはRTX4060で十分

  • ✅ FF14、ドラクエ、ポケモンなど「比較的軽めのゲーム」をプレイする
  • ✅ 解像度は1440p で、フレームレート60fps で満足
  • ✅ 小型PCケースに収まるPCが欲しい
  • ✅ 予算は13万円程度が上限
  • ✅ PCゲームをライトに楽しむ程度の予定

こんな人にはRTX4070がおすすめ

  • ✅ 1440p 120fps以上のプレイを目指したい
  • ✅ 4K ゲーミングもいずれやりたい
  • ✅ 最新AAA タイトルを最高画質で遊びたい
  • ✅ 3年以上同じPCを使う予定
  • ✅ ゲーム以外にも動画編集・3D 制作を考えている
  • ✅ 予算に余裕があり、長く安心して使いたい

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実は「RTX4070 Ti」という選択肢もある

予算が「22万円を超えてもいい」なら、RTX4070 Tiも検討する価値があります。スペック上の差は:

  • RTX407012GB メモリ、5888 CUDA コア
  • RTX4070 Ti12GB メモリ、7680 CUDA コア(約30%多い)

「わずか30%の性能差で+3〜5万円」なので、コスパ的には微妙ですが、「とにかく最高の環境で遊びたい」「4年以上同じPCを使う」という場合は検討の価値があります。

予算ごとのおすすめ構成

予算13万〜15万円:RTX4060搭載

これはエントリー〜ミッドレンジの定番です。FF14、ドラクエ11S、軽めのインディーズゲームなら十分。ただし「次世代ゲームに対応させたい」なら少し物足りなくなる可能性があります。

予算10万円でゲーミングPCを選ぶ時の注意点という記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

予算18万〜22万円:RTX4070搭載(最もバランスが良い)

私の個人的な意見ですが、これがゲーミングPC選びで「最も失敗しない範囲」だと考えます。RTX4070なら1440p 高設定を長く維持でき、将来性も十分です。

正直、同じ予算でパソコン工房・ドスパラ・G-Tune を比べると、サポートと構成のバランスでG-Tune がほぼ毎回勝ちます。BTO店員時代に何十台も触ってきた経験からの話です。

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予算25万円以上:RTX4070 Ti 〜 RTX4080も視野に

この予算帯まで来ると、現行の最高峰GPU も選択肢に入ります。4K ゲーミングや動画編集も本格的に考えるなら、ここまでの投資は十分に価値があります。

CPU・メモリ・ストレージの相性も重要

GPU だけで判断してはいけません。「RTX4070に対して CPU が古い」「メモリが16GB しかない」という組み合わせでは、GPU の性能を引き出せません。

  • CPU:RTX4070を選ぶなら、最低でもCore i7-12700以上Ryzen 7 5700X以上
  • メモリ32GB があると、ゲーム+配信・動画編集も同時実行可能
  • ストレージ1TB SSD は必須。最新ゲームは1本で100GB超えも多い

BTO PC を購入する際は、GPU だけでなく全体のバランスを見てください。

実際に比較して感じた「隠れたメリット」

スペック表には出ないですが、実際に使ってみて分かった差があります:

RTX4060のメリット

  • ✅ PC 全体がコンパクトに収まりやすい(小型ケース対応)
  • ✅ 電源容量が少なくてすむ(構成の自由度が高い)
  • ✅ 静かに動作する(ファンの回転音が少ない)

RTX4070のメリット

  • ✅ 最新ゲームでも「設定を落とさない」ことができる
  • ✅ 配信や動画編集も同時進行できる余裕がある
  • ✅ 3年後の「買い替え検討時期」をさらに延ばせる
  • ✅ 高リフレッシュレートモニターを使い切れる

最後の判断:「5万円の差は大きいのか」

RTX4070への追加投資が「5万円」というのは、3年間で月額1,400円程度の追加コストです。

もし、その5万円で「ゲーム設定を落とす手間がなくなる」「買い替え時期がさらに延びる」「将来のゲーム対応が安心」なら、個人的には「投資する価値がある」と感じます。

逆に「FF14をプレイできればいい」「予算は絶対に抑えたい」という強い希望があるなら、RTX4060でも全く問題ありません。

まとめ

RTX4060 とRTX4070の性能差をまとめると:

  • 1440p ゲーミング:RTX4060で60fps、RTX4070で100fps 以上(差あり)
  • 4K ゲーミング:RTX4060はほぼ不可、RTX4070なら可能
  • メモリ容量:RTX4060(8GB) vs RTX4070(12GB)(新作ゲームでは4GB差が効く)
  • メモリ帯域幅:RTX4070が約3倍高速(処理効率が大きく異なる)
  • 消費電力:RTX4060(70W) vs RTX4070(200W)(ケース・電源選びに影響)
  • 価格差:約5万円(月額1,400円程度の追加投資)
  • 将来性:RTX4070の方が3年以上の安定性が高い

予算に余裕があるなら、私は迷わずRTX4070をお勧めします。ゲームだけでなく動画編集も視野に入れるなら、RTX4070 搭載機なら用途を選ばず対応できます。

ゲーミングPC の購入は「今のゲーム」に合わせるのではなく「3年後のゲーム」に対応できる環境を整えることが、本当の意味でコスパが良い選択だと

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