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80PLUSのスタンダードとGOLDで変換効率や電気代が全然違う!安定性爆上げの為に知ってほしい電源ユニットの知識

周辺機器
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ゲーミングPCを所有するならば、他の一般的なPCとは異なり電源性能には特に気をつけなければならないとされています。

なぜなら、高度なエフェクト効果を持つ高精細グラフィックを多様したゲームタイトルほど、グラフィックカードに高負荷がかかりやすいからです。大人数でワイワイ楽しくゲームプレイ中に突然のシャットダウンがあったら泣くしかありません。

心置きなく好きなゲームで楽しみたいならば、性能追求だけでなく安定性を求めることが重要です。では、高品質で安定した電源選びはどのように行えば良いのでしょうか。

答えは”電源を安定したものに変える”です。今回は、「どういった電源に変えるのが正解か」を解説していきたいと思います。

まずは電源を知ろう

PC用の電源規格としてATXやSFXといった規格は聞いたことがある人も多いはずです。

中でも安定した電源供給をどれくらい行えるのかといった目安として「80 PLUS」規格を定めて、初心者でも電源供給の安定性と効率に関してグレードにより簡易的な比較ができるようにしました。

AC 115VとAC 230Vという基準電圧に対して、負荷率20%・50%・100%の各状況で全て80%以上の変換効率を実現し、真の力率が0.9以上を達成している製品に与えられる規格です。

早い話が、家庭用コンセントには交流100Vが来ていて、PC内部では直流12Vと5Vが主に使われているために電気の種類を変換する際のロスが発生しやすいわけです。

変換効率が良い電源を見分ける方法だと考えればいかに重要か分かります。

 

80PLUSのスタンダードとGOLDの違い

80PLUS規格には、AC115VとAC230Vという2つの電圧に対して変換効率の基準値が存在し、全ての項目をクリアした製品にのみスタンダード・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・チタンという6種類にグレード分けしています。

PC電源には背面にAC115VとAC230Vの切り替えスイッチが付いている製品があり、各国のコンセントで提供されている電圧に合わせて用意されているわけです。スタンダード規格はAC115Vのみ基準値が定められており、ゴールドとの違いは変換効率の差です。

 

具体的にどう違う?

以下にAC115V非冗長時の電源負荷率と80PLUS規格による変換効率を抜き出すと、以下のようになります。

AC115V電源負荷率 20% 50% 100%
80 PLUS スタンダード 80% 80% 80%
80 PLUS GOLD 87% 90% 87%

PC用電源は負荷率が50%程度の状態で最も交流を直流へ変換する効率が良くなるので、例えば800W電源で400W消費した時を考えれば比較しやすいです。

80 PLUSスタンダードでは80%の変換効率ですから、500Wを消費して400Wの電力供給をPCへ行っていることになります。

GOLD規格では90%の変換効率となるので444Wを消費して400Wの電力供給が可能となり、消費電力として56W節約できることになるわけです。

 

電気代はいくら変わる?

電気代に換算すると1,000WHにつき27円換算すれば計算可能ですが、オンラインゲームを24時間プレイするわけではないためにヘビーユーザーであっても月に数百円程度の違いに過ぎません。

しかし、同じ400Wの電力供給を行うために失われたエネルギーは、熱に変わってしまうので半導体寿命に大きな影響を及ぼします。

ゲーミングPCでは電源ユニットにかかる負荷がリアルタイムに変化する消費電力の影響を受けやすく、安定したプレイをするためには、変換ロスが少なく熱の発生が少ないGOLD規格電源以上が求められるわけです。

 

80PLUS GOLDにするとなにが変わる?

ゲーミングPCに搭載する電源ユニットを80 PLUS GOLD以上の規格を採用した製品にすると、電源ユニットから発生する熱を抑えつつ安定した電源供給ができるというメリットがあります。

・変換効率が高く消費電力を抑えられる
・エネルギーロスが熱に変わる量を抑制可能
・発熱量が少ない分だけ冷却ファンの回転数を抑えて静音化
・半導体の熱を抑えて耐久性を確保しやすい

ゲーミングPCで最も消費電力量が多いパーツはグラフィックボードであって、200W~300W程度の発熱量が想定されます。

CPUについてもマルチコア化が進んでいるために、TDPが65W設定となっているタイプであっても高負荷時には130W程度まで消費電力量が上がるモデルも少なくありません。中には最初からTDPが100W超えという製品があるからこそ、ゲーミングPCではビジネスPCよりもピーク時消費電力量が多くなりがちです。

グラフィックボードには、マザーボードからの電源供給量では間に合わずに補助電源として12V電源を繋ぐことが当たり前となっています。

12Vと5Vの2系統の直流電源を余裕を持って提供可能な電源ユニットがあれば、高精細かつ動きが激しいゲームタイトルであっても安定したプレイを期待できます。

ビジネスPCでは負荷率が20%程度といった使い方を多くの時間で行いますが、ゲーミングPCではゲームプレイ中の負荷率が高くなりやすいからこそ、高負荷が長時間続いても安定した稼働が求められます。

 

ゲーミングPCに搭載しやすいおすすめのパーツ

Corsair RM750X

 

電源ユニットの最新規格ATX 2.4及びEPS 2.92の両方をサポートし、搭載コンデンサに105℃対応日本製のみを採用した高品質電源です。

複数の電源容量モデルが用意されていますが、ゲーミングPCでは最大負荷時に負荷率50%稼働させることを考慮すると、400Wの2倍弱となる750Wモデルならば安心して利用できます。特に、将来グラフィックボードをアップグレードする可能性があるならば、1ランク上の消費電力に対応した電源ユニットを選択しておく必要があります。

なぜなら、グラフィックカードで多く使われる12V系統の電源容量が不足すると、電圧不足にに伴いゲーミングPCの安定性が落ちてしまうからです。RM750Xであれば全てのケーブルがユニット交換可能となっていて、電源ケーブルのものにもコンデンサを取り付けて安定化を図っているのでおすすめです。

 

さいごに

ゲーミングPCはゲームプレイ中にCPUとグラフィックボードに負荷が掛かりやすく、消費電力が多くなりがちだからこそ電源ユニットの安定性が求められます。

ゲームプレイ中に突然電源落ちやフレームレートが低下してしまう事態は、原因を1つずつチェックしなければなりません。

電源ユニットに高品質な80 PLUS GOLD以上の規格製品を搭載すれば、少なくとも電源容量の安定性不足が原因で不具合が起きていないという点が保障される安心感があります。

他のパーツを疑って不具合が解消されずに、最終的に電源ユニット交換で解決したといった事例が多いので、ゲーミングPCには80 PLUS GOLD以上の製品を搭載しておけば間違いないでしょう。

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