1万3千円のヘッドホンを3週間使い続けたら、ソニー4万円と何が違うのか分かった話

1万3千円のヘッドホンを3週間使い続けたらソニー4万円と何が違うのか分かった話 ゲーミングPC選び
1万3千円のヘッドホンを3週間使い続けたらソニー4万円と何が違うのか分かった話
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1万3千円のヘッドホンを3週間使い続けたら、ソニー4万円と何が違うのか分かった話

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「ノイキャンヘッドホンは3万円以上じゃないと意味ない」——そう信じていた私が、1万3千円の製品を3週間使い続けた結果、少し考えが変わりました。ただし、全肯定ではありません。

この記事は、YouTubeチャンネル「ぱそげーまーCH」で公開した実機レビュー動画をベースに、さらに細かい体感・数値・比較をまとめたものです。買って後悔したくない人は、最後まで読んでから判断してください。

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テレワーク中に「集中できない」と感じたら、それはヘッドホンのせいかもしれない

テレワーク環境で、エアコンの風切り音、外の工事音、家族の生活音——これらが重なると、作業効率が目に見えて落ちます。私自身、Claude Codeでコードを書きながらAIエージェントを並走させる作業をしていると、環境音の遮断レベルで集中の深さがまったく変わることを痛感してきました。

問題は「ノイキャンヘッドホンを買いたいが、ソニーの4万円は予算オーバー」という層が完全に置いてけぼりにされていたことです。1万円台の製品を試してみたら音質がひどかった、ANCがほぼ効かなかった——そういう失敗談は私の周りにもたくさんあります。

⚠️ これで失敗した

以前、5千円台のノイキャンヘッドホンを購入したことがあります。スペック表には「ANC搭載」と書いてあったのに、実際には低音の「ゴォー」という音が追加されただけで、環境音はほぼそのまま。あれは本当に無駄な出費でした。それ以来、ノイキャン系は「安物買いの銭失い」だと思っていたんです。

ただ、今回試したEdifier ES850NBは価格帯も違えば、搭載技術も明確に違います。「1万3千円でどこまでできるのか」を3週間かけて検証しました。これはそのレポートです。

このレビューが特に参考になるのは、テレワーク・通勤・音楽視聴のすべてで使えるヘッドホンを1万円台で探している人です。ゲーミングヘッドセット専用途や、音質至上主義の人には向かないかもしれません。その点は正直に書いていきます。

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Edifier ES850NBとは何者か——スペックより先に「体験」を話します

正直、最初はパッケージを開けたとき「13,580円にしては作りがいいな」と思いました。プラスチック感が少なく、イヤーカップの質感が予想以上です。BTO店員時代に何十台もヘッドホンを触ってきた経験から言うと、この価格帯の製品はだいたい「いかにも安い」外観をしているのですが、ES850NBはそのラインを超えています。

3週間の使用シーンは以下の通りです。平日のテレワーク中(1日平均5〜6時間)、通勤電車内(片道30分)、夜のゲームおよびFF14プレイ、週末の音楽視聴。これだけ使い込めば、スペック上の数字が実際の体感とどれだけズレているかが分かります。

💡 実際に使ってみて

AI作業中にES850NBをつけてClaudeとやり取りしていると、周囲の環境音がほぼ消えて「テキストと音楽だけの空間」が作れました。これは別次元の集中感でした。特に低周波のエアコン音・冷蔵庫の振動音に対してはかなり強い印象で、ANC性能が数値どおりに機能していると感じました。

主要スペックを確認しておきましょう。ANC性能:ハイブリッドANC -45dBコーデック:LDAC / AAC / SBC対応バッテリー:ANCオン時最大92時間ドライバー:40mm重量:約253gです。92時間というバッテリーは1万円台では破格で、これが実用上の最大の強みになります。

ハイブリッドANC -45dBの実力——ソニーXM5・Anker Q45と並べたら差が出た部分

比較対象として手元にあったのはソニーWH-1000XM5(実売約4万円)と、AnkerSoundcore Q45(実売約6,000〜8,000円)です。同じ環境で装着し、エアコンの風切り音・電車内の走行音・オフィス環境の再現(ホワイトノイズ+会話音)の3パターンで体感を比較しました。

比較項目 ES850NB(1.3万) WH-1000XM5(4万) Anker Q45(~7千)
低周波ノイズへのANC効果 ◎ 非常に強い ◎ 最強クラス △ 効果が弱い
人の声・会話音のカット ○ 軽減はされる ◎ ほぼ消える △ ほぼそのまま
LDAC音質(対応環境下) ○ 明確な向上あり ◎ 最上位クラス ✕ 非対応
バッテリー(ANCオン) ◎ 約92時間 ○ 約30時間 ○ 約50時間
装着時の快適さ(長時間) ○ 許容範囲 ◎ 非常に軽い ○ 軽め
価格 約13,580円 約40,000円 約6,000〜8,000円

電車内の走行音(低周波)については、ES850NBはXM5と同じく「ほぼ消える」レベルでした。これは正直、予想外でした。一方で人の話し声については、XM5がほぼ透過しないのに対してES850NBは「軽減はされるが聞こえる」という感じ。テレワーク中に家族の声が薄く聞こえてくるシーンが何度かありました。

Anker Q45との比較では、ANCもLDACも明確にES850NBが上です。Q45を選ぶ理由は「とにかく安さ優先」のケースだけだと私は思います。

LDACを使ったら音が変わったか——正直に言います

LDACは最大990kbpsの高音質Bluetoothコーデックで、ソニーが開発したものです。Android端末またはLDAC対応のDAPがないと恩恵を受けられません。私はPixelで試しました。

SBCとLDACを切り替えると、高音域の伸びと音の分離感が変わります。特にピアノの音やシンバルの輪郭が明確になる感覚がありました。ただし、劇的に変わるかというと——「分かる人には分かる」レベルです。音楽を聴きながら同時にコードレビューをしているような使い方だと、差を意識することはほぼありません。

💡 実際に使ってみて

動画で紹介したとき一番反応が良かったのが「LDAC+ANC同時使用時の音質と電池持ち」でした。LDAC有効時はANCオンでも十分な音質を維持しており、バッテリーも体感で3〜4日は充電不要でした。週に1回充電すれば足りるという感覚は、XM5にはない強みです。

FF14やモンスターハンターワイルズで使った感想も付け加えると、ゲームサウンドは低音が太めに出る傾向があり、足音の定位感は普通です。ゲーミングヘッドセットのサラウンド特化製品と比べると劣りますが、BGMと環境音を楽しみながらプレイするMMO向けには十分だと感じました。

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3週間使い続けて出てきた「気になる点」を隠さず書く

良い点だけ書いてもレビューとは言えません。実際に使い込んで気になった点を正直に記録しておきます。

まず、装着圧がやや強めです。メガネをかけた状態で3時間以上使うと、こめかみに圧迫感が出てきます。BTO店員時代に何十台もヘッドホンを試してきた経験から言うと、この価格帯ではイヤーパッドの柔軟性をコストカットしがちなのですが、ES850NBもその傾向があります。長時間テレワークで連続装着する場合、30分に1回外す休憩を挟んだ方がいいと感じました。

⚠️ これで失敗した

専用アプリの完成度が少し低いです。イコライザーの調整幅が限られており、プリセット選択がメインになります。音質にこだわりたい人がアプリで追い込もうとすると、少し物足りないと思います。私はアプリに頼らず標準設定で使うことにしました。

また、マイクの通話品質は可もなく不可もなくです。Web会議でZoomやGoogle Meetを使う分には問題ありませんでしたが、音声がやや平坦に聞こえると相手から言われたことがあります。音声配信や収録用途には向きません。

コールドブートからのBluetooth接続は毎回スムーズで、接続に3秒もかかりません。これは地味にストレス軽減になります。

結論:この価格で買っていいのか、正直に言います

3週間使い切った私の判断は「テレワーク・通勤用途なら、1万3千円としてはかなりコスパが高い」です。ただし「ソニーの代わりになるか」という問いに対しては「なりません」と答えます。

XM5との差は確実にあります。特に高音域の解像度、会話音のカット精度、装着の軽さ——この3点は3万円近い価格差を払う価値がある人には刺さります。ただ、「テレワーク中に低周波ノイズをカットして集中したい」「通勤電車で音楽を聴きたい」だけなら、ES850NBで8割以上の体験は得られます。

Anker Q45より2倍近い値段なのは確かですが、ANC性能・LDAC・バッテリーの3点でQ45との差は歴然です。Q45を選ぶくらいなら、追加6千円を払ってES850NBにした方が満足度は高いと私は思います。

ES850NBはこんな人に向いている・向いていない

向いている人

  • ✅ テレワーク中の低周波環境音(エアコン・工事音)を遮断したい人
  • ✅ 通勤電車でノイキャンを使いたいが4万円は出せない人
  • ✅ 充電が面倒で「週1充電でいい」バッテリーを求めている人
  • ✅ LDACに対応したAndroid端末を持っていてコーデックにこだわりたい人
  • ✅ FF14やMMOでBGMを没入感高く楽しみたい人

向いていない人

  • ❌ Web会議のマイク品質を最優先にしたい人(別途マイクを用意してください)
  • ❌ メガネ装着で8時間以上の連続使用が必要な人
  • ❌ FPSで足音定位を精密に把握したい人(ゲーミングヘッドセット向け)
  • ❌ アプリで音質を細かく追い込みたいオーディオマニア
  • ❌ 人の会話音まで完全にシャットアウトしたい人(XM5を選んでください)

まとめ:1万3千円の正解と限界

Edifier ES850NBは「1万3千円のヘッドホンとして何を削って何を残したか」が明確な製品です。削ったのは、アプリの完成度・装着圧の最適化・会話音カットの精度。残したのは、低周波ANCの実力・LDACによる音質・92時間という圧倒的バッテリーです。

私自身、今もテレワーク中のメインヘッドホンとして使っています。XM5に戻るかと聞かれたら——このバッテリーを体験してしまうと、正直XM5の充電頻度に戻れる気がしません。それくらい、この「充電を気にしない体験」は快適です。

製品名 価格帯 こんな人向け
Edifier ES850NB 1万3千円台 テレワーク・通勤でコスパ最重視のノイキャン入門者

この価格でハイブリッドANC -45dB・LDAC・92時間バッテリーが揃う製品は現時点では多くありません。値上がり前に見ておいた方がいいと思います。このスペックでこの価格は長くは続かないと感じています。購入を検討しているなら、今のAmazon価格を確認しておくことをおすすめします。

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