昨今、若年層を中心に新しいゲームプラットフォームとして名が広がっているゲーミングPCですが、筐体サイズによって呼び方や性能が変わります。
ゲーミングPCは「ゲーミングノートPC」と「ゲーミングデスクトップPC」の2つに分かれ、ゲーミングデスクトップPCになると(大きい順に)「フルタワー」「ミドルタワー」「ミニタワー」「スリムタワー」「コンパクトタワー」という種類があります。
この「○○タワー」というのは、モニターを抜きにした筐体のみの大きさによって名付けられます。
大きくなるほどカスタマイズ性が高く排熱性能も高くなり、小さくなるほど省スペースで置き場所に困りません。
今回はその中でも最もカスタマイズ性が高く、ゲームだけではなく動画配信や映像編集も出来るほどパワーがあるフルタワーをピックアップ!
フルタワー型で人気が高いゲーミングPCを5つ厳選しましたのでご紹介します!
フルタワーって人気ある?
フルタワー型は高いパフォーマンス性能を誇っているため、お金に余裕があるなら一考の価値があります。
昨今はミドルタワーやミニタワーを購入する方が多く、フルタワー型のモデルは数が少なくなっています。
ですが、やっぱりPCゲームを極めたいのであれば、筐体サイズは大きいに越したことはありません。
冷却性能も高くなりますし、なにより大きいグラボが入る!SLIも組める!
「とにかく最高のマシンスペックで、誰よりもゴージャスなゲーム環境で遊びたい!」という方にはぴったりのサイズなんです。
今回ご紹介するBTOメーカー
まずフルタワーを紹介するにあたり、選定先のBTOメーカーは「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」の3社から抜粋しました!
BTOメーカーにも色々ありますが、この3社は歴史が長く実績が多いため初めてゲーミングPCを購入する方にもオススメのメーカーです。
ドスパラ
現在、ドスパラではフルタワーのモデルは1種類しか販売されていません。
GALLERIA ZZ-SLI
OS:Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU:インテル Core i9-9900K (3.60GHz-5.00GHz/8コア/16スレッド)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti 11GB (HDMI x1,DisplayPort x2,USB TYPE-C x1) 《SLI接続》
メモリ:32GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GBx2/2チャネル)
ストレージ:SSD[1TB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 3000MB/s)]/HDD[4TB HDD]
どうですか。序盤からSLI構成の最強ゲーミングPCです。
一番のポイントはグラフィックボードをSLI接続しているところ!
現在GeForceから販売されているパーツの中で一番上位に君臨するRTX 2080 Tiを2枚指しにし、メモリも32GBという驚異的なスペック。
ストレージもHDDが4TBの容量を兼ね備えつつ、SSDも従来とは異なるM.2 SSDを搭載していますので、描画性能は勿論ロードや処理落ちといったゲームをするには最高のゲーム環境を備えています!
マウスコンピュータ
マウスコンピューターからはゲーミングPCブランドのG-Tuneから「MASTERPIECEシリーズ」として、フルタワーのモデルが販売されています。今回は2つのモデルをご紹介!
MASTERPIECE i1640PA3-SP3
OS:Windows 10 Home 64ビット
CPU:インテル Core i9-9900K プロセッサー(8コア/ 3.60GHz/ TB時最大5.00GHz/ 16MB スマートキャッシュ/ HT対応)
GPU:GeForce RTX 2080 Ti 11GB
メモリ:32GB(16GB×2/ デュアルチャネル/PC4-21300 DDR4)
ストレージ:M.2 SSD 1TB インテル Optane? メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ (NVMe対応/ M.2規格/ PCI Express ×4 接続)/ M.2シールド付属
上記のスペックとなっています。一番の特徴は、お値段がフルタワーモデルの中ではお手頃なところでしょうか。
それでもCPUはi9-9900Kと、インテル Coreの中では最高峰のパーツが搭載しており、GPUも1枚差しではありますがGeForceの最上位パーツを搭載しています。
フルタワーのスペックで!でも50万円も出せないという方には、コスパ的に最もオススメできるモデルです。
MASTERPIECE i1730PA2-SP-DL
OS:Windows 10 Home 64ビット
CPU:インテル Core i9-9900X プロセッサー(10コア/ 3.50GHz/ TB3.0時最大4.50GHz/ 19.25MB スマートキャッシュ/ HT対応)
GPU:GeForce RTX 2080 Ti (NVLink/11GB ×2/水冷GPUクーラー搭載)
メモリ:32GB (8GB×4/ クアッドチャネル/PC4-19200 DDR4)
ストレージ:SSD[512GB インテル 660p (NVMe対応/ M.2規格/ PCI Express ×4 接続)/ M.2シールド付属)]/HDD[3TB HDD]
上記のスペックとなっています。一番の特徴はGPUに水冷クーラーを搭載しているところでしょうか。
グラフィックボードは高い描画性能を引き出す代わりに、排熱性能がネックになることが多々あります。熱が高まりすぎるとフリーズや強制終了してしまうため、多くのゲーマーを悩ませてきました。
そのために昨今話題になっているのが水冷クーラーです。通常のファンを空冷式と言うのですが、水冷式は特殊な冷却液を用いて、効率良く排熱を行うことが特徴です。
しかし価格などが空冷式と比べ高くなることが多く、ミドルタワーなどでは簡易水冷クーラーを用いることが多い中、このモデルはフルタワーの性能を活かして本格的水冷クーラーを用いてるわけですね。
SLIが故にネックになる排熱処理も適切に行うことが出来るので、他のモデルよりも効率的に最高のグラフィック描画を表現してくれることでしょう!
パソコン工房
パソコン工房からは「LEVEL∞ G-Classシリーズ」からフルタワーのモデルが販売されています。
LEVEL-G03A-i7K-RWVI
OS:Windows 10 Home 64ビット [DSP版] CPU:Core i7-9700K(8コア / 8スレッド)
GPU:GeForce RTX 2060 SUPER 8GB GDDR6
メモリ:16GB(8GB×2)DDR4-2666 DIMM (PC4-21300)
ストレージ:SSD[NVMe対応 M.2 SSD 500GB]/HDD[2TB HDD]
上記のスペックとなっています。一番の特徴は価格がフルタワーの中では最安値なポイントです。
CPUはi7-9700Kと良いミドルタワーに搭載されることが多いパーツを搭載していながらもメモリに16GBを搭載しており、SSDにM.2 SSDを搭載しているという全てにおいてベストなパーツを搭載しているように思えます。
にもかかわらず価格が20万円台ギリギリいくかいかないかというのは、破格のフルタワーではないでしょうか。
このモデルをベースに自分でパーツを組み替えることも可能なわけですから、最初に買うフルタワーとしては最もコスパが優れていると言っても過言ではないでしょうね。
LEVEL-GXTZ-LCRT39-VWVI
OS:Windows 10 Home 64ビット [DSP版] CPU:Ryzen Threadripper 3960X(24コア / 48スレッド)
GPU:GeForce RTX 2080 SUPER 8GB GDDR6
メモリ:32GB(8GB×4)DDR4-2666 DIMM (PC4-21300)
ストレージ:SSD[NVMe対応 M.2 SSD 500GB]/HDD[2TB HDD]
上記のスペックとなっています。このモデルはCPUにAMD社製のRyzenを搭載していることが特徴的です。
特に搭載しているCPUは性能も高く、しかし価格はインテル製より安いということで多くのゲーマーから支持されているパーツとなります。
メモリも32GBでM.2 SSDを搭載しているので、欲しい部分を的確に捉えながら価格も抑えたいという方にオススメできるモデルとなっています!
さいごに
フルタワーモデルはミドルタワーモデルなどと比べると選択肢が少ない現状はありますが、やはりパフォーマンス性能で比較すると圧倒的な差があることがお分かり頂けたかと思います。
価格が高いことがネックではありますが、搭載しているパーツはどれも最高レベルなため将来性もあり、長く使用できます。
また、優れたカスタマイズ性も特徴のタワーなので、更にハイスペックなパーツを搭載し最強ゲーミングPCを自作することも!
フルタワーの購入を検討している方は、そのカスタマイズ性を最大限に活用するため自作PCの道へ進むこともオススメしますよ。
他のマシンには再現できないスペックで、他者を寄せ付けない圧倒的なゲームプレイを見せ付けましょう!