ゲーミングノートPCはコンパクトで持ち運びに優れており、出先でゲームを楽しめる優れものです。
しかし一方で壊れやすいという話もあり、なかなか手を出しづらいと感じている人がいるかもしれません。
今回は、ゲーミングノートPCがデスクトップ型と比べて寿命が長いのか、短いのか、それとも同じくらいなのかを解説していきます。
せっかく買うなら長く使いたいですよね。
これからゲーミングPCを購入しようと検討している人はぜひチェックしてみてください。
ゲーミングノートPCの寿命はどれくらい?
ゲーミングノートPCは、グラフィックボードがコンパクト化されたことにより、本体サイズが小さくまとまっています。
それでも普通のノートPCと比べると厚さや大きさがありますが、出先でもゲームを楽しめるのは嬉しいところ。
それだけに耐久性などが気になります。
果たしてゲーミングノートPCの寿命はどれくらいなのか、また長く使うことができるのでしょうか。
まずはゲーミングノートPCの寿命について解説していきます。
どれくらい使えるものなのかを知ってもらって、ゲーミングPC選びの参考にしてください。
寿命をデスクトップPCと比べると?
ゲーミングノートPCは、デスクトップPCと比べるとどうしても寿命が短くなりやすいです。
しかし全ての製品が短命であるわけではなく、扱い方によっても大きく変わってきます。
寿命が短いと言われている原因ですが、ゲーミングノートPCは熱問題に対応しきれていません。
発熱性の高いCPUとグラフィックボードにより、すぐに本体の温度が上がってしまい、寿命が尽きてしまうのです。
パソコンは熱に弱いものですから、どうしてもゲーミングノートPCでは熱問題により、寿命が短くなりがち。
ただし寿命を延ばせる対策方法はあります。
寿命が短いなら仕方ないな、とあきらめないでください。
対策をしっかりとすれば、寿命を延ばすことができますよ。
熱問題によってすぐに壊れることも
熱問題は寿命だけでなくゲーミングノートPC自体の大きな課題です。
どうして熱問題が大きな課題なのかといえば、本体内部の温度が上昇していくことで、各パーツの性能をうまく引き出せなくなるからです。
また、パソコンの故障は熱による部分が大きく、すぐに高温に達してしまうゲーミングノートPCは熱による故障を避けられません。
寿命を延ばすにはある程度の対策をする、もしくは室内の温度を下げながら使うなど、ゲーミングノートPCの扱いには難しさがあることを覚えておきましょう。
デスクトップPCの寿命は?
それではデスクトップPCの場合、寿命はどれだけあるのかが気になります。
ゲーミングノートPCは熱問題が大きな課題ですが、デスクトップPCはどうなのでしょうか。
ここからはデスクトップPCの寿命について説明していきます。
また壊れてしまった場合の対処法についても解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
各パーツの平均的な寿命は3~5年
パソコンを構成するパーツの寿命は、一般的に3~5年程度となります。
個体差によってそれ以上にもそれ以下にもなり、ずっと使い続けることもできます。
そのためデスクトップPCの場合、平均的な寿命は3~5年程度と見ていいでしょう。
寿命よりも長く使い続けることができ、性能に物足りなくなるころには全体的にスペックアップが必要になることもあります。
寿命というよりも、買い替え時という表現が正しいかもしれません。
もちろん、同じPCを使い続けても問題なくゲームをプレイできますので、どうするべきかを考える時期になります。
壊れても交換して対応できる
使っているデスクトップ型ゲーミングPCが壊れてしまった場合、多くの場合は修理に出しますよね。
しかしデスクトップ型であれば、原因さえわかればパーツの交換修理で済ませることができます。
交換修理をするには、一定の知識が必要になります。
しかし壊れているパーツを特定するのは難しくなく、また故障するパーツも決まっているのがほとんど。
修理に出すよりも、交換修理に出す方が圧倒的に安く済みます。
さらには性能に満足できない時にも、パーツ交換でスペックアップができますので、総合的にデスクトップ型のほうがカスタマイズしがいのあるマシンといえるでしょう。
壊れたら修理に出すしかないゲーミングノートPC
デスクトップ型のゲーミングPCは、壊れても自分の手で直すことができます。
しかしゲーミングノートPCの場合は、そういうわけにはいきません。
自分の手で修理するには難しく、やはりパソコンショップなどで修理に出すことになるのが一般的。
その場合、どうしても高くついてしまうことになります。
また故障の原因によっては、同じPCを使うのが困難になる場合もあります。
マザーボードごとの交換になると、全パーツの交換が必要になることもあり、思いのほか高い修理費用が必要になるでしょう。
熱問題の面もあり、故障のリスクが高いゲーミングノートPC。
慎重に扱っていても壊れる時は壊れてしまうため、コンパクト性だけを追求するのは危険と言えます。
自分の手で交換修理するのは高難易度
パソコンショップでの修理になると、工賃などもあって費用が高くなります。
どうにかして自分の手で修理できないものかと考えることができますが、かなり難易度が高くなることを覚えましょう。
まずゲーミングノートPCを修理する場合、本体の底蓋を開ける作業から始まります。
ネジを外して慎重に扱い、ケーブルや基盤を傷つけずに作業しなければなりません。
間違えてしまうと他のパーツにも影響が出てしまうことから、自作パソコンに慣れた人でも緊張する人がいるでしょう。
決してできないものではありませんが、難しさとリスクがある作業です。
パソコンの知識を身につける機会としてはうってつけですが、慣れない人や自信がない場合は、無理せずに修理をお願いした方が無難です。
まとめ
ゲーミングノートPCの寿命は、元から懸念である熱問題の影響で、どうしても短くなりがちです。
デスクトップ型の方が優れており、壊れても交換して対応できます。
またどちらのパソコンも、扱い方によって寿命が延びれば、逆にすぐに壊れてしまうことだってあります。
パーツの個体差もありますから、寿命はどれくらいと言っても一概には言えません。
ただ丁寧に扱っていけば、寿命を延ばせるのは確かでしょう。
電源を点けっぱなしにしない、しっかりと掃除をするなど、細かなところから始めていけば、ゲーミングノートPCでも長く使い続けることができるはずです。