正確な操作ができるマウスでゲームをプレイするのもいいですが、同じ体制で長時間プレイするのはやはりきつく、楽な体制でゲームができるゲームパッドはPCゲーム界隈でも人気です。
今回は、新しくゲームパッドを購入することを考えているが、何を基準に選べば良いのかわからずに悩んでいる方のために、ゲームパッドを選ぶときのポイントを紹介します。
また、タイプべつにおすすめのゲームパッドを紹介しているので、是非最後までご覧いただき、購入の際の参考にしてください。
ゲームパッドの選び方
まずは、ゲームパッドを選ぶときに気にするべきポイントについてお話ししていきます。
本題に入る前に、少しゲームパッドについての基礎知識をおさらいしておきましょう。
ゲームパッドとは、PCゲームを操作するコントローラーのことを言います。
キーボード&マウス操作と比べると操作の速さや正確性には劣るものの、手元に引き寄せてゲームができます。
しかも、大きな動きが必要ない上に、楽な体勢でゲームができるため、長時間ゲームをプレイしていても疲れにくいのが最大の魅力です。
では、本題へと入っていきます。
有線?無線?接続方法で選ぶ
ゲームパッドの接続方法は、有線と無線の2種類あります。
有線のゲームパッドのメリットは、充電が必要なく、操作の遅延がないことです。
FPSゲームやアクションゲームなど、操作に機敏性が求められるゲームにおすすめです。
無線のゲームパッドには、Bluetoothや2.4GHzの2種類の接続方法があります。
無線のゲームパッドのメリットは、コードレスなので自由度が高く、好きな場所でゲームできる点です。
また、片付けが楽なのもいいですね。
入力方法で選ぶ
入力方法は、「Direct Input」と「X Input」の2種類あります。
購入前には必ず、お使いの機器がどちらに対応しているのか確認をしておいてください。
X Inputとは
X input方式は、マイクロソフトが独自に開発した接続方式です。
X box 360などがこの方式を採用しています。
あらかじめボタンが設定されているため、ボタンを配置する必要がないのが特徴です。
Direct Inputとは
対してDirect Input方式は、ボタンやカーソルボタンの割り当て変更が可能です。
カスタマイズ性を求める人や背面ボタンなどがついた多ボタンタイプを使いたい人はDirect Input方式のものを選ぶようにしましょう。
振動機能があるかないかで選ぶ
振動機能は直接ゲームの操作性に関係するものではないので、それほど重視して選ぶ必要はないのですが、ゲームのアクションに合わせてコントローラーが激しく振動すると、ゲームの臨場感が増し、ゲームの世界に没入することができます。
最近のコンシューマー機で慣れている人は、振動機能アリの製品が使いやすいかもですね。
ボタンの数や配置で選ぶ
ボタンの数や配置は、ゲームパッドによって様々です。
ボタンの数や配置は、直接操作感に影響する部分ですので、ゲームパッドを選ぶ際にはこだわってもいいポイントの一つです。
多ボタンゲームパッドの中には、ボタンが背面やスティックの周りに追加されているものもあります。
自分が欲しい位置にボタンがあるものを選びましょう。
追加ボタンがあると、複雑な操作をボタン一つで行うことが可能になります。
例えば格闘ゲームなどでは同時押しの操作が必要になってきますが、同時押しがしやすい位置にコマンドを振り分けておくことで、素早く対応できるようになりますよ。
形状・サイズ・重さで選ぶ
ゲームパッドには、純正形状とオリジナル形状があります。
純正形状は家庭用ゲーム機の純正パッドと同じ形をしています。
家庭用ゲーム機をずっとプレイしていて慣れ親しんでいる方は、純正形状の方が親しみやすいでしょう。
オリジナル形状は、ゲームをより楽しめるように、より快適にプレイできるようにとメーケーが独自に研究を積んで開発した形です。
対象ゲーム専用のパッドなんかも発売されていたりするので、ご自身のゲームにあったものを選ぶようにしましょう。
対応OSは確認しておく
ゲームパッドを購入するにあたって、ゲームパッドが使用しているパソコンのOSに対応しているかどうかは絶対に確認しましょう。
最新機種と最新OSの組み合わせであれば問題ないかもしれません。
しかしそれでも、念のためにチェックしておいて損はありません。
もし古いパソコンを使用している場合、ゲームパッドを接続しても動作しない可能性があります。
そのため、必ず購入前にはゲームパッドがどのOSでの動作を保証しているのかをチェックし、自身が使用しているパソコンでも動作するのかを確認しましょうね。
ゲームパッドの有名メーカー
ゲームパッドは様々なメーカーが製品をだしています。
インターネットでは、安いものだと数百円で買えるものも存在します。
しかし、安いものは耐久性がなくすぐに壊れてしまったり、大幅な遅延が発生してしまったりする可能性があります。
ですので、なるべく安心できるメーカーで買うことをおすすめします。
そこで、本気でゲームパッドを買うならおすすめする有名人気メーカーを紹介します。
エレコム
エレコムは、1986年に創立されたパソコン周辺機器メーカーです。
エレコムのネットワーク機器は有名なので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
エレコムのゲームパッドは高い耐久性に優れているのが特徴です。
300万回の耐久テストをクリアしたボタンを使用しており、ハードな使用にもおすすめです。
また、ラインナップが豊富なので、プレイヤーの好みに合うゲームパッドを探しやすくなっています。
ロジクール
ロジクールは、1981年に創立されたパソコン周辺機器メーカーです。
豊富なラインナップとデザイン性の高さから、人気を誇っています。
性能がかなり良いにも関わらず、比較的安価で購入することができます。
プロゲーマーとのスポンサー契約を結んでいるメーカーでもあるため、多くのゲーマーがロジクール製品を選んでいるという実績があります。
そのため、ゲームパッドを初めて購入する方にもおすすめなメーカーです。
ホリ
ホリは、1970年に創設され、神奈川県に本社を構えるパソコン周辺機器メーカーです。
ソニーや任天堂からライセンスを受けるなど、日本の家庭用ゲーム機のコントローラーには欠かせないメーカーとなっています。
Windows、Macそれぞれの専用モデルも製造しており、確実に自分に最適なゲームパッドを選ぶことができます。耐久性が非常に高いのも特徴です。
マイクロソフト
WindowsやXboxなどを販売するマイクロソフトもまた、ゲームパッドを販売しているメーカーの1つです。
PCゲームはWindows合わせて開発が進められているため、マイクロソフトのゲームパッドを使えば、操作のしやすさに驚くのではないでしょうか。
操作性だけでなく重さや形状もユーザーから支持を集めている理由ですので、Xboxで数多くのゲームをプレイしてきた人は、マイクロソフトのゲームパッドがおすすめです。
おすすめゲームパッドを紹介
ということで、有線と無線のゲームパッド、軽量でコンパクトサイズのゲームパッド、ボタンの多いプロ仕様のゲームパッドに項目を分け、それぞれのおすすめゲームパッドを紹介しようと思います。
有線接続のゲームパッドでおすすめは
まずは、有線のゲームパッドのおすすめを紹介します。
有線接続のゲームパッドは充電切れを考えなくていいですし、とても軽量のモノが多いです。
また、遅延もほぼないので、FPSなどのアクション性の高いゲームなら有線接続の製品を使いましょう。
エレコム JC-U4013SBK
エレコムが販売しているJC-U4013SBKは、ボタン数は13個で、それぞれに連射機能を設定することができます。
また、ボタンやアナログスティックには、日本メーカー製の高性能ゴムが使用されており、300万回の耐久試験をクリアしている安心性能です。
Windows10、Windows 8.1、Windows 7、Windows Vistaに対応しています。
価格はなんと3,000円前後とめちゃくちゃ安いです。
ロジクール F310r
ロジクールから販売されているF310rは、馴染みのあるゲーム機風の見た目をしており、親しみやすいデザインとなっています。
十字キーが一軸になっているので、滑らかな操作ができるところが最大の魅力です。
価格はこれまた安く、2,500円ほどです。
ホリ EDGE 301
「XInput」に対応しているのが、ホリのEDGE 301です。
搭載されているボタンは約250万回の耐久テストに合格しているため、高い耐久性能を持ったゲームパッドとなっています。
連射機能を搭載しているゲームパッドでもあり、1秒間に5・12・20回という3段階に設定可能になっているところも、大きな特徴となります。
無線接続のゲームパッドでおすすめは
次に無線のゲームパッドのおすすめを紹介します。
無線接続のゲームパッドは、どんな体勢でもゲームができ、ケーブルでイライラしないのがとても魅力的です。
電池式だと重いですが、充電式だとわりと軽量ですよ。
ただ、充電式は電池式より使用時間が圧倒的に短いので、そこは注意です。
連続的にゲームするなら有線と無線両方対応しているのがいいかも。
【レイザー】 RZ06-02610100-R3A1-A
レイザーが販売しているRZ06-02610100-R3A1-Aですが、現時点でWindows7以降のWindowsに対応しています。
無線のゲームパッドで紹介していますが、有線接続も可能です。
スタイルに合わせてお好みの接続方法を選択したい人におすすめです。
ヘアトリガーモードを搭載しているので、出会い頭の打ち合いなどコンマ何秒を争うシチュエーションで優位に立つことができます。
値段は、2万円後半です。
【レイザー】RAIJU ULTIMATE
レイザーのRAIJU ULTIMATEは、3つの接続モードを有したゲームパッドです。
PS4・USB・PCの3つを簡単に切り替えることができ、Bluetooth接続で一度ペアリングをすれば、2度目の設定が必要ないのも嬉しい部分です。
専用のモバイルアプリを使うことで、マルチファンクションボタンとトリガーの設定や感度調整も可能に。
何よりPS4とPCの両方で使用可能なゲームパッドですので、両方のゲームを楽しむ人におすすめです。
【マイクロソフト】4N6-00003
マイクロソフトの4N6-00003は、無線タイプのゲームパッド。無線環境が難しい場合、有線タイプにも切り替えることができる優れものです。
マイクロソフト社のゲームパッドであるため、ボタンの配置もXbox使用になっています。さらに振動機能を搭載しており、臨場感のあるプレイを楽しめるでしょう。
また大きな特徴は、ゲームパッド本体に3.5mmのオーディオジャックが装備されていること。有線接続タイプのヘッドセットを接続できるため、画面から遠く離れても快適にプレイができます。
【ソニー(SONY)】 ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)
PS4の純正コントローラーである「ソニー(SONY) ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)」もPCで使用することができます。
こちらは有線のみ使用になりますが、PS4で普段ゲームをしている方なら、下手にPCゲーム用にゲームパッドを買うより、このゲームパッドを購入するのがいいです。
PCへの接続は少し難しいですが、接続さえしてしまえば、FPSや格闘ゲーム、オープンワールドゲームなど様々なゲームに対応することができ、値段以上の活躍を見せてくれます。
また別売りで背面ボタンなど、周辺機器も多く発売されているので、ゲームプレイを最適にしたい方におすすめです。
特に背面ボタンは、FPSやMMOといった入力の多いゲームでは、ゲームを優位に進めることができます。FPS、MMOプレイヤーはこちらの商品を購入時には、ご一緒に購入をご検討ください。
軽量でコンパクトなゲームパッドでおすすめは
次に、軽量でコンパクトなサイズのゲームパッドを紹介します。
軽さや持ち運びの快適さを重視したい方はこの辺がおすすめ。
長時間プレイするなら軽いに越したことないですからね。
サイバーガジェット(CYBER Gadget) CY-NSP4WCM
サイバーガジェットから販売されているCY-NSP4WCMは、サイズが76mm×114mm×52mmとコンパクト。
手が小さな子供や女性でも持ちやすくなっています。
90gほどでとても軽いのも魅力的ですね。
また、PS4やSwitchの動作保証があるのが地味にうれしい。
有線接続タイプですが、ケーブルが3mあるのでそれも意外とうれしいんですよね。
もちろん価格は3,000円ほどと格安です。
ボタンが多いプロ仕様のゲームパッドでおすすめは
最後に、多ボタンのゲームパッドのおすすめを紹介します。
ガチでゲーマーになりたい人は迷わずこの種類を買いましょう。
ボタンの少なさは命の短さに直結しますからね。
長生きしましょう。
サンワダイレクト 400-JYP62UBKX
サンワダイレクトの400-JYP62UBKXは格安で買える多ボタン型ゲームパッドです。
ボタンの数はなんと驚愕の16個で、それぞれに連写機能がついています。
前面には6つのボタンが並んでおり、格闘ゲームの同時押しがしやすい設計になっています。
値段は、3千円後半で買えます。
プロの卵はまずこれで多ボタン型に慣れましょう。
まとめ
今回は、ゲームパッドを使用しようと考えているけど、何を基準に選べばいいのかわからない方に向けて、ゲームパッドを選ぶときの基準とポイントについて話しました。
ゲームパッドは直接操作に関係するものですし、ゲームをする上で一番最初にこだわりたくなるポイントでもあります。
最適のゲームパッドが見つかれば、よりゲームが楽しくなることは間違いありません。
ゲームパッドを探す時は、今回お話ししたことを踏まえて自分にぴったりな製品を探してみてください。