自分のPC環境ではどうせ高fpsが安定してでないと諦めていませんか?
あなたのゲーミングPCで高fpsが出ないのには必ず理由があります。
もしかすると、「あなたが原因を見落としているだけ」かもしれません。
本記事では、以下の項目であなたのゲーミングPCでも高fpsを安定して出せるようにサポートします。
①押さえておくべきfpsの基礎知識
②fpsをあげる利点
③fpsをあげる方法
筆者も1日平均2時間はゲームをプレイする、れっきとしたゲーマーです。
過去に、あなたのようにラグやカクつきで悩んだ経験があります。
その経験を活かして、理解しやすく噛み砕いた表現で説明します。是非最後までご覧になって、参考にしてください。
押さえておくべきfpsの基礎知識
本記事の話を進めていく上で、最低限知っておいてほしい知識を紹介します。
フレームレート(fps)とは何か
まずは、フレームレート(fps)とは何なのかについて説明します。(よくFPSゲームと間違われがちですが、FPSゲームのFPSは大文字、フレームレートのfpsは小文字で表現されることが多いです。)
そもそも映像というのは、何枚もの画像を1秒間に大量に処理することで映像として見せています。
この、「1秒間に何枚の画像を処理するか」をフレームレート(fps)で表します。
見方は簡単で、1秒間に30枚の画像を処理するなら30fps、60枚の画像を処理するなら60fpsとなるわけです。
フレームレート(fps)の数値が上がれば上がるほど、画像は滑らかに見えます。
この仕組みは、パラパラ漫画を想像すると分かりやすいかと思います。
パラパラ漫画をより多い枚数で早くパラパラすれば、より滑らかに見えますよね?
フレームレート(fps)も非常に似た原理です。
フレームレート(fps)はPCの性能や調子に大きく左右されます。
より高いフレームレート(fps)を出したい場合は、CPUやGPU、メモリの性能をよくしたり、冷却性能を高めてパフォーマンスを維持することが大切です。
フレームレート(fps)とリフレッシュレート(Hz)の違い
今モニターを選んでいる人、またはモニターを選んだことのある人は、リフレッシュレート(Hz)という言葉を見聞きしたことがあるかと思います。
リフレッシュレートは「1秒間に何枚の画像を表示できるか」という意味で、フレームレート(fps)とかなり似ています。
しかし、リフレッシュレート(Hz)はモニターにしか使用しない言葉です。
なぜ、似たような意味を持っているにも関わらず、言葉を使い分ける必要があるのでしょうか?
リフレッシュレート(Hz)は、フレームレート(fps)と大きく異なり、モニターの調子に左右されることなく常に一定の画像枚数を処理するからです。
つまり、PCの性能や調子によって変化するPC側の処理をフレームレート(fps)、常に一定の出力を行うモニター側の処理をリフレッシュレート(Hz)と使い分けています。
フレームレート(fps)とリフレッシュレート(Hz)の関係
フレームレート(fps)とリフレッシュレート(Hz)は切っても切り離せない関係にあります。
モニターの出力は一定なので、どれだけ性能の良いゲーミングPCを用いたとしてもモニター側で設定している最高出力を超えた表示ができません。
例えば、PCが240fpsで処理することが可能だったとします。
しかし60Hzまでしか表示できないモニターを使用した場合は、最大フレームレートは60fpsになってしまうわけです。
つまり、PCの性能を最大限に発揮するためには、それに対応したモニターを準備する必要があるということになります。
モニターを購入する際は、是非気を付けてください。
fps値をあげるメリット
フレームレート(fps)をあげるとどんな恩恵が受けられるのでしょうか。4つの恩恵を紹介します。
ラグやカクつきの解消になる
高fpsは一分間に処理する画像の数が多いため、常に新鮮な情報がモニターに送られます。
また、ネットワークから受け取った情報の処理も瞬時に行って出力することができるため、一枚一枚の画像処理にかかる負担が軽減され、ラグの解消につながります。
ただ、ネット回線の問題など、他にもラグやカクつきの原因と言われているものはたくさんあります。
そのため、高fpsを安定して出すことができたからといって必ずしもラグやカクつきが改善されるわけではないことは覚えておいてください。
ゲーム映像が滑らかで快適になる
高fpsを出すことができれば、ゲーム画面が滑らかで快適になります。
fpsが上がれば上がるほど、処理する画像の数が増えてより細かい情報がモニターに送られます。
そのため、より滑らかに映像を表現することができるようになるわけです。
アニメや動画を視聴するだけなら30fpsで十分ですが、FPSゲームなどのシューティングゲームをする場合は最低でも60fpsは必要です。
あまりにもフレームレート(fps)が低いと、画面酔いの原因にもなります。
高fpsを安定して出力して、滑らかな映像でゲームをしましょう。
残像が残らなくなる
残像とは、一つ前にモニターに表示された映像が少し残ることをいいます。
フレームレート(fps)が低いと、次の画像を表示するまでに時間が開くため、その分一枚一枚の画像の情報更新量が多くなります。
そのため、どうしても残像が残りやすくなってしまいます。
ところが高fpsの場合、一枚一枚の情報量はそれほど多くないため処理量も多くありません。
結果的に残像が残りにくく、より滑らかに映像を表現できるようになるわけです。
敵の視認や反応が速くなる
FPSゲームなどのシューティングゲームでは、「偏差撃ち」という相手の動きと弾速を計算して撃つプレイスタイルが肝心になっています。
偏差撃ちができる人とできない人では、撃ち合いの強さに大きな差が生まれてしまうんですよね。
そんな偏差撃ちですが、前提条件として明確な敵の視認ができていなければ出来ません。
高fpsを安定して出すことができていれば、遠くの敵でさえも滑らかに動いてくれます。
そのため、確実に射撃することが可能です。
また、遠くの敵が明確に分かるため、敵として判別するスピードも格段に速くなります。
FPSなどのシューティングゲームをプレイしようと考えている人は、安定した高fps出力を目指しましょう。
fpsをあげる方法
では、どのようにしてフレームレート(fps)を高くすればよいのでしょうか。6つの方法を紹介します。
高性能パーツを搭載したPCを用意する
高fpsを安定して出すためには、相応のPCの性能が必要です。
特に最新のゲームは画質にこだわっているものが多く、映像の処理にかなり負荷がかかります。
そのため、最新ゲームに対応している高性能パーツを搭載しているPCでなければ、高fpsで出力すること自体不可能です。
目安として、CPUはIntel Corei7シリーズ、GPUはNVIDIA GeForce RTX3000シリーズのものを使用するのが望ましいです。
今から高fpsを安定して出すことができるPCの購入を考えている人は、最低でも25万円は払う覚悟しておくようにしましょう。
25万円前後のゲーミングPCであれば、下記でおすすめモデルを紹介していますのでぜひ参考にどうぞ。
リフレッシュレートの高いモニターを用意する
安定して高fpsをだしたいなら、リフレッシュレート(Hz)の高いモニターを購入するようにしましょう。
モニターのリフレッシュレートは、そのモニターで出力できるfpsの限界値を示しています。
そのため、PCに240fps出力可能な高性能グラフィックボードを搭載していたとしても、モニターが60Hzまでなら60fpsまでしか表示できません。
これだと、せっかくのPCの性能が台無しですよね。
出力したいフレームレート(fps)に合わせて、適したリフレッシュレート(Hz)で出力可能なモニターを選ぶことは必須です。
最近では下記のように高リフレッシュレートに対応したモデルが比較的安価で手に入りますよ。
Windowsの設定を行う
Windowsにはゲームモードという機能があります。
ゲームモードをオンにすることで、Windowsのゲームに関するシステムが最優先されます。
例えば、ドライバー再インストールの通知が来なくなったり、特定のゲームやシステムのフレームレート(fps)を安定させてくれます。
設定方法は以下の通りです。
①スタートボタンを押して、メニューバーから設定を選ぶ
②「Windowsの設定」が開いたら、その中から「ゲーム」を探して選ぶ
③「ゲーム」が表示されたら、その中から「ゲームモード」を探してオンにする
たった3ステップでできるので今すぐにでも行いましょう。
Windows設定でゲームパフォーマンスを上げられる設定は、他にもあります。
下記で解説している「Windows設定」でもゲームパフォーマンスを上げられたりしますので、ぜひ試してみてください。
フルスクリーンでゲームをプレイする
フルスクリーン(全画面)でゲームをプレイすることで、ゲームのパフォーマンスを最大限に発揮することができます。
余計な情報を画面に移さないようにして、少しでもGPUの負担を軽くしてあげることが大切です。
ボーダーレスウィンドウやフルウィンドウと見た目が似ているため、Alt+Enterを押してフルスクリーンかどうかを確かめるようにしましょう。
フルスクリーンを活用して最大限のパフォーマンスを発揮することで、高fps出力の手助けを行いましょう。
使わないアプリやソフトウェアは閉じておく
使っていないソフトウェアを開けたままゲームをすると、メモリやCPUに負担がかかってしまいます。
高fpsを安定して出すためには、CPUやメモリの性能も大切です。
そのため、負荷がかかった状態でゲームをするとフレームレート(fps)の低下に繋がります。
ゲームをするときは、作業中のソフトを一度全て閉じてから行うとフレームレート(fps)を安定させることができます。
PCの冷却性能を高める
ゲームを長時間し続けると、CPUやGPUがかなり高温になります。
実は冷却を怠ると、使用したCPUの上で肉を焼くことができるほど熱くなるのです。
CPUやGPUは精密機器なので、もちろん熱には弱いです。
そのため、温度が上昇すると著しくパフォーマンスが低下します。その結果、フレームレート(fps)が低下し、ラグやカクつきの原因になってしまうわけです。
コードの配置を整えたり、性能の良いファンを搭載したりして冷却性能を高めることで、高fpsを安定して出すことができるようになります。
冷却性能の上げ方や冷却性能の高いゲーミングPCの選び方は下記を参考にしてください。
高fpsを安定して出す条件まとめ
高fpsを安定して出力するには、PCの負担をなるべく軽減させることを考えましょう。
また、モニター側のリフレッシュレート(Hz)を意識することも覚えておきましょう。
本記事で紹介した高fpsを安定して出す方法を何か一つでいいので是非実践してみてください!