YouTubeのゲーム実況者動画を見て、マインクラフトやFPSをプレイしてみたいと思ったことはありませんか?
YoutubeにUPされているゲーム実況の多くはPCゲームなので、Youtubeをよく見る人はPCゲームをやってみたい!と思う方も多いです。
しかし、そのためにはやはり、PCゲームをするのに適した「ゲーミングPC」が必要です。
ただ、今や数多くのゲーミングPCが販売されているため、どれを選べば分かりませんよね。
自作でゲーミングPCを作ろうにも、各パーツをどういった基準で選べばいいのか、どのようなスペックを目指すべきなのか基準も分かりにくいはず。
そこで今回は、初めてゲーミングPCを購入しようと考えている人に向けて、購入の際に最低限意識してほしいスペックや基準を紹介していきます。
ゲーミングPCで必要になるパーツ
まずはゲーミングPCを購入するにあたって、意識して選ばなければならないパーツを5つ紹介しておきます。
いずれもPCで快適にゲームを楽しむために必要です。
現在使っているPCでゲームをすると、カクつきや途中で落ちてしまうことはありませんか?
そういった人たちも、どのパーツを見直すべきなのかを知るために、ぜひ各パーツの役割などをチェックしてみてください。
CPU
CPUは性能が高いほど処理能力が高くなっており、低いほどゲーム中のラグやカクつきが発生します。
昨今のゲームでは美麗グラフィックや動きの速い戦闘などが多いため、妥協してほしくない部分です。
主流なのはInter社の「Core i」シリーズで、多くの作品で「Core i5」以上のCPUを推奨しているのが現状です。
上位版となる「Core i7」「Core i9」なら安心して使えるだけでなく、4K映像もラグなしできれいに見れると思います。
一方で下位となる「Core i3」以下のCPUになると、ゲーム自体をプレイできたとしても、作品によってはラグやカクつきに悩まされることに。
またゲームも年々必要スペックが高くなる傾向にあるため、将来的にも「Core i5」が望ましいです。
グラフィックカード
グラフィックカードはゲームの映像をより綺麗に映し出すために必要で、こちらも快適なゲーミング環境には欠かせないパーツとなります。
性能が高いほどきれいな映像でサクサク動作させることが可能です。
もし古いグラフィックカードや必要スペック以下の製品だと、ゲームをプレイするどころか起動できない場合があります。
そのためゲーミングPCを購入するにあたって、グラフィックカードは一番重要なパーツなので、妥協してはいけません。
メモリ
メモリもまたゲームを快適にプレイするために重要なパーツですが、容量を大きくしてもPCゲームが快適に遊べるというわけではありません。
メモリの役割を解説するときに、よく机の大きさで例えられることが多くありますが、メモリ容量を増やしても、あくまで作業できる場所が広くなるだけ。
実際にメモリ32GBと16GBのゲーミングPCでは、ほぼ同等の性能で動作します。
また昨今のゲームが求めているメモリ容量は、8GB以上を推奨している作品が多いですが、その数字通りの容量をゲーミングPCに搭載すると痛い目を見ることも。
メモリ8GBのゲーミングPCで推奨8GBの作品をプレイすると、容量不足で落ちる場合があります。
そのためメモリは余裕を持たせておくことが大切になり、16GB以上あれば、安心してゲームをプレイできるようになると言えるでしょう。
SSD(HDD)
SSD(HDD)は、ゲーミングPCを購入するうえでどちらを選んでも大差はありません。
厳密にいえば、SSDとHDDを比べたときの性能はSSDに分がありますが、プレイそのものに大きな影響を与えませんので、そこまで意識しなくてもいいでしょう。
たしかにSSDは耐久性に優れており、読み込み速度が速いというメリットがあります。
しかしHDDは大容量の製品を安く手に入れることが可能です。
静穏性に関してはSSDの方が優れていますので、それぞれの特徴やメリットを考えたうえで、ゲーミングPCに組み込むといいかもしれません。
PCでゲームをプレイする多くの人が、OSやゲームソフトをSSDに入れて、画像や動画などのファイルデータはHDDに保管する、という手法を選んでいますね。
SSD+HDDのデュアルストレージは両者のメリットを総取りした構成になりますので、予算に余裕があれば導入してみてください。
電源
電源はPCを動かしているCPUやグラフィックカードなどに電力を供給するためのパーツです。
ゲーミングPCにおいて電源は軽視されがちなパーツですが、電源選びを間違ってしまうとゲームプレイはおろか、PC自体が起動しないことがあります。
そして電源自体にも、どれほどの性能を出せるのかがハッキリと分かれています。
例えば300Wまでしか電力を供給できない電源であれば、ゲーミングPCの構成によってはグラフィックカードに送る電力が不足し、起動がうまくいかない場合もあります。
高性能なCPUやグラフィックカードを搭載している場合、それに応じて高品質な電源が必要になってきますので、ゲーミングPCが問題なく動作するのかをしっかりと確認したうえで購入してください。
選び方としては、使用するグラフィックカードの性能に応じて電源を選ぶといいかもしれません。最低でも500W以上の電源を選ぶようにして、各製品に設定されているグレードもシルバー以上が望ましくなります。
NVIDIAとAMD?どのグラフィックカード選べばいい?
PCそのものはグラフィックカードなしで十分に起動しますが、ゲームをするとなれば、グラフィックカードは必須パーツとなります。
なのでゲーミングPCにおけるグラフィックカードについて、もう少し詳しく見ていくことにします。
NVIDIAとAMDはどっちが良い?
グラフィックカードには大きく2種類あり、「NVIDIA」と「AMD」になります。
どちらも異なる特徴を持っていますが、ゲーミングPCにおいては圧倒的に「NVIDIA」がおすすめです。
なぜならほとんどのゲーム会社が、NVIDIAを基準にしてゲームソフトが開発されているからです。
対してAMDのRadeonシリーズでもゲームプレイは可能ですが、最適化されていないため本来持っている性能を発揮できない可能性があります。
そのためゲーミングPCを購入するなら、特別な理由がない限りはNVIDIAのGeForceシリーズを選ぶようにしましょう。
必要最低限であれば「GTX1050」、あらゆるゲームに対応するなら「GTX1070」以上を選ぶといいかもしれません
高ければ良いというわけではない
ゲーミングPCで快適にゲームをプレイするなら、グラフィックカードにお金をかけるのは十分に価値のあることです。
しかし高いグラフィックカードが絶対的に良いとはいえません。
これはCPUとグラフィックカードの関係が大きく影響しており、片方の性能が低くなっていると、性能が高い方は本来のパフォーマンスを出しづらくなるのです。
しかしこの問題が発生するのは、グラフィックカードがCPUの性能を大きく上回っている場合だけです。
逆にいってしまえば、CPU性能が高いほどグラフィックカードを自由に選べるということになります。
この症状をボトルネックと呼びますが、高性能なCPUであれば負荷の大きい映像処理も難なくこなしてくれます。
CPUもグラフィックカードも最高の製品を選べばいいと感じるかもしれませんが、最高ランクの製品になるとCPUとグラフィックカードだけで20万円以上が必要になるということを覚えておいてください。
まとめ
ゲーミングPCに求められるスペックや最低限の基準などを紹介しました。
たしかに最高のパーツを取り揃えることで快適にゲームを楽しめますが、その分だけ多くの費用が必要になってしまいます。
必要なのはある程度妥協しながら、予算に見合ったゲーミングPCを作ることだと思います。
どんなゲームを遊びたいのか、必要スペックや推奨スペックを確認したうえで、求められている基準を満たしたゲーミングPCをしっかりと選んでください。